IoT実証実験プラットフォーム FESTIVAL～スマートシティーの実現をめざして～

日欧合同実験プロジェクト FESTIVAL

ナレッジキャピタルに参画している国立研究開発法人情報通信研究機構（NICT）と欧州委員会が共同で実施する、次世代ネットワークに関する研究開発が、ナレッジキャピタルを実証実験の中核拠点として、2014年10月から始められています。プロジェクトの期間は、3年間です。
NICTの研究開発「新世代ネットワークの実現にむけた欧州との連携による共同研究開発およびその実証」をテーマに、インターネット分野における新世代ネットワークの研究開発を行います。総務省所管のＮＩＣＴより委託を受けた日本の研究機関（※1）と、欧州連合の研究イノベーション計画「Horizon2020」の助成を受けた欧州の研究機関（※2）による国際共同プロジェクトで、将来のスマートシティ構想の実現につながる研究が、FESTIVALです。
FESTIVALは、IoT実証実験のプラットフォームを提供し、将来のスマートシティ、スマートビルディング、スマート公共サービス、参加型センシング、スマートショッピングアプリなどのICT分野の実証実験を可能にします。2015年11月には、日本側研究機関のひとつである大阪大学が、The Lab.において、スマートショッピングに関する実証実験を行いました。
欧州と日本の既存のIoTインフラを連携させ、それぞれの実験の進捗を情報交換し、それらを活用させて研究が進められるよう、月1回の欧州側との電話会議、日本側研究機関のミーティング、年2回の日欧の研究者が一堂に集まるFace to Faceミーティングを開催しています。
この研究が、将来、グランフロント大阪を含む「うめきた」エリアのスマートシティ化に役立ち、「うめきた」のさらなる発展に繋がることを視野に入れ、日々研究を進めています。

※1 大阪大学をはじめとする7つの組織、研究機関。
※2 フランス原子力・代替エネルギー庁電子情報技術研究所（CEA）をはじめ、イタリア、スペインの7つの組織、研究機関。

テストベット連携イメージ
日欧のテストベットを連携させ、実証実験プラットフォームを提供しています。
このイメージを使用したチラシ、ポスターを作成し、一般の方々への広報活動も行っています。

2015年4月 F2Fミーティング開催
2015年は、4月と9月に、研究員たちが一堂に会するF2Fを開催しました。写真は4月にThe Lab.で開催した時のものです。3日間、活発な議論・意見交換があり、実り多いものとなりました。

大阪大学鬼塚教授による実証実験
2015年11月に、The Lab.でスマートショッピングアプリを使った実証実験を行いました。
個人情報にも配慮し、The Lab.の見学者に対して、実験の趣旨を説明し同意を得られた方を対象に実験しました。

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