• 2015.04.02
  • 台湾のコワーキングスペースで出会いましょう
台湾では、“共用空間”つまりコワーキングスペースが増えています。パソコン、机、椅子と安定したWi-Fi環境さえあればどこでもOK。広さは小さい所で30平米大きいと100平米超など、自由なワーキングスタイルを好む人々の間で人気上昇中です。

台北では CLBC、Custard Cream、FutureWard、台中では Happen、高雄では DAKUO が有名です。民間だけでなく、台湾大学は NTU Garageを、交通大学は Yes Coworking Space や Startup Lab をそれぞれ運営しています。政府まで金華官邸に1,000平米のコワーキングスペースを開設すると政策決定しました。

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なぜコワーキングスペースが台湾で流行っているのか?「ずばり人です。」と自称“コワーキングスペースの伝道師”高而芬(ErhFen Kao)さん。

彼女は台灣共用工作空間交流協會(Taiwan Coworking Association)の発起人であり、デジタル技術雑誌の編集者でもあります。

一見どこも同じようにみえるコワーキングスペース。実際には、色々なジャンルのコミュニティが各所にあるそうです。クリエイティブ、テクノロジー、ウエブ技術やメイカーズなど、様々な人々が同じ趣味や信念で集まったコミュニティがなければ、魂がないも同然とのことです。

利用する理由は、電源カフェより集中できること。人と人の繋がり、才能ある他分野の人たちからの刺激、仕事上での相乗効果も期待できます。専門職従事者やフリーランスにとっては、コスト削減メリットも魅力です。

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例えば、台北のCLBC。利用者の40%は台湾人以外、平均年齢は24~28歳、技術系コミュニティなので女性比率は15%だそうです。起業、技術、インターナショナルと、ジャンル毎のイベントが定期的に開催されています。イタリア人のビジョンデザイナーMaxは現地のゲームプログラムエンジニアAbyssと出会いました。意気投合した二人は、販売できるレベルのゲームを、寝ずに僅か2日間で作り上げたそうです。まさにコワーキングスペースならではですね。

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今度、観光や出張で台湾に来られたら、コワーキングスペースへの訪問をお勧めします。そこでは、運命的な出会いが貴方を待っているかもしれません。

特派員

  • 林 瑋倫
  • 職業会社経営

京都市立芸術大学院を卒業後、国際コラボ事業を中心にコンテンツ全般・版権/肖像権取引、ロケ地/マーケティング企画など、台湾コーディネーター兼プロデューサーとして活躍。2011年から、ボランティア事業も開始するため、NPO「未来電影日」を創立。

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