• 2016.07.12
  • オージーが熱くなる日ステートオブオリジン
オージーが熱くなる日、それは年一回開催されるニューサウスウェールズ州対クイーンズランド州のラグビーリーグ戦です。青いユニフォームを来たニューサウスウェールズ州チーム(ブルース)と あずき色のユニフォームのクイーンズランド州チーム(マルーンズ)の試合は毎年この時期に3試合行われ優勝を争います。今年は6月1日、22日、7月13日の3ゲームです。オーストラリアのナショナルラグビーチーム合計16チームの中から選抜された選手によって構成されたチームで野球のセリーグ対パリーグの試合のようなものですが、盛り上がりかたがさすがオーストラリア!といった感じなのです。試合前日から当日、翌日まで朝、夕のテレビ、新聞などのメディアのニュースではこのゲームの話題でもちきりになります。私の住むゴールドコーストはクイーンズランド州にあるので、もちろん町はマルーンカラーだらけになります。特にゴールドコーストから70km北に位置するブリスベンではブロンコスという古い歴史を持つラグビーチームがあり、こちらのチームカラーもマルーンなので、どこもかしこも歩いている人の服の色もマルーンカラー一色になります。試合当日の夜は街中のスポーツバーやパブに大勢の人が集まり大画面に釘付けになっています。ビールを片手に「come on boys!」「Go! Queensland!」と叫び、敵チームが反則したときにはブーイングが飛び交います。家のテレビで観ていてもスコアが入ると近所から歓声が聞こえてくるくらいの盛り上がりようです。

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ニューサウスウェールズ州チーム(ブルース)とクイーンズランド州チーム(マルーンズ)

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街中のパブは今夜の試合の為にクイーンズランドチームカラーで飾り付けされています。

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ブリスベンの駅の巨大広告。Onesie (写真のようなつなぎの部屋着)のOneにwon(勝った!)をかけています。

2006年から8年連続で勝ち続けてきたクイーンズランド州チームは2014年ニューサウスウェールズ州チームに負けましたが、去年、今年とまた勝利をおさめました。6月22日に行われた試合は会場がブリスベンだったので観客席もマルーンカラーが圧倒できに多かったのですが、定番の青いアフロヘアのかつらをかぶったニューサウスウェールズ州チームのサポーターも必死に応援していました。シドニーで試合がある時は観客席が青いかつらのサポーターだらけになるので見ていて面白い光景になります。私はというとやはりクイーンズランド州チームを応援しています。皆別々のチームから集まり、年に一度何日間かの練習をかさねるだけですが、やはりそこはプロです、絶妙なチームプレイが繰り広げられます。ステートオブオリジンは雰囲気もゲームも観ていて本当に面白い試合です。


特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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