サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
作家歴50年、悩み続ける陶芸家の言葉~あなたは自分の『OMOSIROI』が分かりますか?~

開催日: 2016年7月7日

○活動の主旨、目的○

彫金職人の祖父と作家の父を持つ家系に生まれ、土という素材と向き合ってこられた小林氏の生い立ちや、これまでの制作活動を作品と共にご紹介し、小林氏にとって制作の原点となる「OMOSIROI」をお話し頂きました。
また、その活動において様々な試行錯誤をしても打破出来ない「行き詰まり」に陥った時、小林氏は自身は「OMOSIROI」と向き合いながら、どのような思考によって状況を前進させてこられたのか、これまでのご経験を踏まえてお話し頂き、「行き詰まり」を打破するためのヒントを発見する会となりました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

小林 英夫 氏 (陶芸家)

【プロフィール】
1951年 京都府生まれ 京都市立芸術大学 卒業
1983年 日本陶芸展優秀作品賞受賞
1987年 中日国際陶芸展大賞受賞 京都府工芸美術展最優秀賞受賞
1991年 フェエンツア国際陶芸展(ブロンズ賞)
1996年 国際交流基金現代日本の陶芸展出品
1997年 日工会展文部科学大臣賞受賞
2003年 JAPAN CERAMICS PHOTO GRAPHY展出品(ダイヒトアハーン美術館 ドイツ,ハンブルグ)
2006年 日展特選受賞(2008年再度受賞)

【個展】
赤坂&南青山グリーン/日本橋三越/大丸東京&大阪/赤坂乾ギャラリー/
ニュージーランドグリーンギャラリー/うつわ一客東京&大阪

【作品所蔵】
京都市立芸術大学/オークランド美術館

【所属団体】
公益社団法人日展会員/改組新第一回日展審査員
一般社団法人工芸美術日工会理事

ナレッジドナーインタビュー

  • 木曜サロンに参加した感想は?
  • 今回お話した内容は、これまでの作家としての人生の中で走馬灯のように浮かんでは消えていった断片的なことを非常に上手く引き出してまとめて頂けたと思っています。「それぞれの“omosiroi”は決まっているから、そこをいかに刺激するかが重要」というメッセージは皆さんが熱心に聞いて下さったおかげで、上手く伝わったのではないかと感じています。芸術関係以外の人にお話をさせて頂くということで、私自身大変勉強になりました。
  • 今後サロンに期待することは?
  • サロンに初めて来たときにいいなぁと思い、感激しました。結局2、3回訪れただけですけれど、皆さんの「勉強しよう」というものすごく強い意志を非常に強く感じましたし、この場所はそのお膳立てをしていますね。。
    こういう場所は今までになかった空間で、自分一人でも仕事は出来るけれど、周りに人がいてコミュニケーションを図れるし、会議も出来るし、木曜サロンのようなイベントもあるし、環境がすごいですね。個人の場合は特に、自分の事務所で仕事をするよりも良いかもしれませんね。 会費も高いと思わないし、いろんな状況で、自分の都合に合わせてもらって仕事が出来るなんていいですね。私達、陶芸家はここで焼き物をするわけにはいきませんので、とても残念です。
    サロンの場所が少し分かりづらいく、なかなかここに辿り着けないというところもまたいいですね。物見遊山も来ないですしね。 この場所で自分の事業や勉強をしようという人が増えればいいですね。そのように願う人はたくさんいると思うので、こういう場所がみんなに行き渡って、拡がっていけばいいですね。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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