東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・谷川・鳴海研究室|アクティブラボ|ザ・ラボ|施設ガイド|ナレッジキャピタル

VR × 時空間

ACTIVE Lab. アクティブラボ
時空間のぞき窓

時を超えて再現された過去の空間を、タブレットを通してまるで現実のように体験することができます。

東京大学大学院情報理工学系研究科
廣瀬・谷川・鳴海研究室

インタビュー

最新の技術をそのままに
みんなと取り組む研究開発。

東京大学大学院学際情報学府
学際情報学専攻 博士課程  吉田成朗氏

開発中だからこそ見てもらう意味がある。

:ザ・ラボに参画された目的を教えてください。

最新の研究成果を来場者の方々に触れてもらうことで、開発している技術を将来的に使っていただく方々の反応を研究にフィードバックしたいと考えたためです。 また、研究を進めている上で、一般の方々を対象とした調査を大々的に行うことは難しく、開発に携わった研究者が前に立って調査を行っても、どうしても研究者・開発者の視点に囚われてしまいます。一方、ザ・ラボにはコミュニケーターが常駐しているため、来場者の方々の意見や反応をまとめていただくことで、客観視して技術の受け入れられ方を調査できると考えました。

:具体的に、この場でどういった活動をされてきましたか?

グランフロント大阪開業からしばらくの間は、交通系ICカードの履歴を映像に映し出す参加型メディアアート作品を通じたインターフェイス及び映像コンテンツの研究展示を行っていました。その次は、鏡型のシステムを展示しました。それは、実際に鏡をのぞきこんだ人の表情は変化していないものの、疑似的に表情が変化したような画を表示することで、それを認知させ無自覚的に感情を喚起させるといった、認知科学における現象を基にしたものです。具体的には、自分は普通の表情をしているのに、鏡の中の自分が笑いや悲しみの表情を見せることによって、鏡の中の自分に影響を受けて感情状態に変化を与えます。本展示作品では、表情変化のない表情から笑った顔と悲しい顔の2種類の表情画像をリアルタイムに作り出す画像処理手法を開発し、展示しています。 鏡は毎日見るものであり日常生活に欠かせない物の1つです。 日常的に使っているものをデザインし直すことで、生活に溶け込みやすく、普段の生活に新たな価値を付加することができるのではないかなと考えました。落ち込んでいる時や元気が出ないときでも、擬似的な笑顔のフィードバックによって、自ずと気持ちをポジティブにしてくれる、魔法の鏡のようなものです。この鏡により、嬉しい・悲しいといった感情状態だけでなく、自身の身に着けている物の好き嫌いにまで影響を与えることができるのではないかと考えています。

最新技術と感性の融合を積極的に。

:展示や活動を通じて、期待していることって何ですか?

一般の来場者の方々からいただいたご意見やご感想を研究にフィードバックして,人々の生活に貢献できるような技術の開発につなげていきたいと思っています。 研究室の中だけで開発を進めていくと,研究者の視点のみから技術を捉えがちになってしまいます。そのため,ラボのような開かれた場所で来場者の方々にフィードバックをいただき、私自身が考えもつかなかった,思わぬ使い道の発見も期待しています。
鏡の展示に関しては、2013年11月より1年以上展示を行い、多くのお客様に体験していただきました。今後皆様の生活の場に登場できるように改善・改良を重ねていきたいと思います。そして、開発した技術を、コミュニケーション支援や、うつ病や認知症などに対する心理的療養へ応用していきたいと考えています。

展示内容

フロアマップ

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