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『すこしのあいだ』
ある公園に男の子と女の子がやってくる。男の子は電話ボックスに入り電話をかけ。女の子は待っている間、公園で遊んでいる。公園を一周して、電話ボックスの横へと戻ってきた女の子が最後に男の子と電話ボックス越しに二人で遊ぶ。
京都造形芸術大学 坂西 未郁
今回このコンペに参加することで、同年代の映像を作っている方と作品に出会うことができとても刺激になりました。そして、そこで最優秀賞をもらえたことが今後の作品作りの意欲へつながり、今後も人の心を動かせるような映像を作って行きたいと思います。本当にありがとうございました。
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『雛の首』
雛は女のための人形である。きらびやかに飾られる雛の美しさと、形代としてのあり方。女性観に対する意識のかたちを表現したアニメーション。
東北芸術工科大学 舩山 寛子
日本に古くから伝わる雛人形を中心のモチーフとし、女に対する意識や感覚を表現したアニメーション作品。この作品を通して、自分の無意識の中にある女性観について、様々なことを感じ取ってほしい。
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『M(Y)E』
日々通る町の景色。わたしとあなたの見え方を比べて混ぜて、見てみませんか。
大阪成蹊大学 大菅 敏之
「自分の見えている景色は隣を歩く人にはどう見えているのか。角度も高さも当然違うだろう。もしかしたら見えている景色そのものも違っていたら?あの看板が見えているのは私だけ?」
自分の見えているものと他人の見えているものが重なって見えたらどうなるんだろう。それを混ぜてみたらどう見えるんだろう。そんな疑問からこの作品をつくりました。
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『ホワイトレインコートマン』
「彼は想う、いつかの彼女のことを」シナリオアートの素敵な歌声が届きますように。」この作品は、「ホワイトレインコートマンのミュージックビデオ」として制作いたしました。
※著作権の関係上こちらよりご覧ください。http://youtu.be/yrP0dzagUwo
京都精華大学 室 千帆里
沢山の方の力を頂きながら制作した作品なので賞を頂けて本当に嬉しいです。何度も曲を聞き、構成を作り直したりと、とても辛い時期がありましたが、乗り越えてきて良かったと感じました。ありがとうございました。
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『団地妻みよこ』
平凡な毎日にうんざりする、団地妻みよこ。ある夜、みよこは宇宙人と浮気をし、宇宙人との子供を妊娠する。
大阪芸術大学 岩上 奈津子
「SF」と「ロマンポルノ」。この2つの異なるジャンルを掛け合わせたら面白いかも!という思いつきから、こんな人形アニメーションができました。この度は素敵な賞を頂き、ありがとうございました!
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『基地のアウトライン』
私はテレビや新聞等で頻繁に報道されているわりには、米軍基地の事をよく知らない。おそらく多くの人がそうなのではないかと思い、あらためてデータをアニメーション化してみようと思いました。そのアウトライン(概要)を確認することによってはじめて、それが何かを明らかにできると思いました。出来るだけ中立的な表現にしてみたつもりです。
沖縄県立芸術大学 新垣 雄丈
この度はこのような賞をいただき大変嬉しく思います。沖縄に住んでいながら、基地問題に対する意識が低いと感じ、在沖米軍基地をテーマに制作をしました。基地問題について考えるきっかけになればと思います。
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『A Man with Shadow』
視覚による錯覚。この世界では人と影しか登場しません。しかし、人の動き方や影の形の変化によりそこに存在しない形が見えてきます。
武蔵野美術大学 岡 美里
私の作品の世界には人と影しか登場しません。しかし、人の動き方や影の形の変化によってそこに存在しない形が見えてきます。視覚による錯覚を使用したアニメーションを制作しました。
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『ぼくはセックスができない』
幼い頃からあるコンプレックスに悩んでいた水野はとあることから彼女と不仲になってしまう。コンプレックスを解消する為に先輩に連れられ風俗店へと足を踏み入れた水野はゆうこという風俗嬢と出会うが、自分のコンプレックスと向き合い、見たお客様にコンプレックスについて少しでも考えていただければと思い、この作品を作りました。
立命館大学 水上 亮
この度は、私の作品がこのようなコンペで入選していただいたことを非常に光栄に思います。他の方々の作品を観て、まだまだ未熟だということを思い知らされました。
自分の世界観を映像化できるようにもっと精進して行きたいと強く思いました。また、私の作品を強く勧めていただた松本俊夫先生に多大なる感謝をしております。ありがとうございました。
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『絡繰観音』
連続性をコンセプトとしたアニメーション作品です。少女のお祈りから始まり、次から次へと目にもとまらない速さでそれぞれの行動が連鎖していく様子を描きました。
九州大学大学院 岩本有史、緒方貴之、吉岡晃平、坂本直也、黒木智輝
この度は、このような立派な賞を頂きまして、誠にありがとうございます。制作に関わった制作関係者とともに、この歓びを分かち合いたいと思っています。この度の受賞を受けましたことを胸に、これからも精進を重ねて、更なる映像制作に尽力していきたいと思います。
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『A Study in the movement of Ferris wheel』
「観覧車が怪獣に化けたらどうなるか?」をコンセプトに、静止画を用いた映像作品。
高所恐怖症の制作者が体感した恐怖をベースに、通常時とは違った視点からみえる動きを楽しむ為に制作しました。
名古屋市立大学 松本 直也
「観覧車が怪物へと変化を遂げたら」をコンセプトに普段見える視点から脱却することで生まれるノイズに溢れる動きの面白さを目指しました。この度はこの様な賞をいただき誠にありがとうございました。関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
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