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  • 2021.11.15
  • オーストラリアの「マイトシップ」とは
「ヘイ、マイト!」は、オーストラリアに来た人がきっと数えきれないほど耳にする表現です。
友達や仲間に対する呼びかけ方としては、これがいちばんポピュラーだと思います。
でも「mateship=マイトシップ」の意味はもっと広くて、「兄弟のような平等」とも捉えられるオーストラリア流の言い回しなのです。
例えば、会社同士やビジネス上のパートナー間の「パートナーシップ」が同じプロジェクトのもとに成立する協働関係を意味するように、「マイトシップ」は、社会的な目的のもとにつながる、異なる人間同士の協力関係を指しています。
「マイト」の意味は「友達」。オーストラリアでは誰もがそう呼ばれ、兄弟のように平等という意味でお互いを「マイト」と呼び合うのです。
オーストラリアの連邦憲法にこの原則を組み込んではどうかと以前から議論されているくらい、この国ではとにかく重要な価値観です。
そんなわけなので、社会的ないし職業的なヒエラルキーは、極端に言えばオーストラリアにはあってないようなもの。スノビズムやエリート主義のような感覚は理解されず、軽蔑の対象になってしまいます。
どこの学校で学んだかなんて聞かれることもほとんどないし、契約が結ばれる場面では喜んで握手を交わすお国柄です。
信頼が置けて、自らも他人を信頼しようとする、それがオーストラリア人です。
最初に書いたように「ハーイ、マイト!」と見知らぬ人から挨拶されても、気分を害する必要はありません。軽く見られているわけでも、親しみの表現が行き過ぎているわけでもなく、あなたをリラックスさせようとしているだけです。スーパーマーケットやどこかの店先で「調子はどう?」と当たり前のように聞かれるかも知れませんが、礼儀知らずの気取り屋と思われないためにも、びっくりしないでくださいね。
「マイトシップ」の精神のおかげで、日々の人間関係はずっと快適で気楽になるはず。外で道をたずねるときも、公共交通機関を利用しているときも、OZ名物のブッシュの真ん中に迷い込んだときでさえも、誰かが必ず喜んで力になってくれるでしょう。
周囲の誰もが笑顔で肯定してくれる暮らしは、特に仕事の場面では揉めごとがないので、驚く人もいるかも知れません。
社会的な人間関係でも、相手の「イエス」が本心からの返事なのか、単に相手を喜ばせるためなのか、よく分からないことがあります。
オーストラリアの美徳と言われる「マイトシップ」は、間違って解釈されることもあります。この言葉の表す「友情」には、知らない者同士の友情や、それこそあらゆる人の間の友情など、さまざまな場合が含まれているからです。
オーストラリア英語として知られる「マイトシップ」は19世紀までさかのぼる、代々受け継がれてきた遺産です。
公民意識の高さと国家への誇り、世界に対する孤立感を持つことでよく知られるオーストラリアの人々。
彼らが定められた規則や法律を非常に重んじる人々だということは、この国に来てみればすぐに分かるでしょう。彼らの道徳観はとても厳しく、法律違反を良しとしません。オーストラリアの空港に降り立てばこのことにはすぐ気づくでしょうし、税関の担当者と冗談を言い合うなどよしたほうがよいことも分かるはずです。
非常にフレンドリーで親切で、ユーモアのセンスたっぷりのオーストラリア人と触れ合うと、「マイトシップ」の価値観がいかに重視されているかを実感します。
アングロサクソン系特有の、他人行儀でヨソヨソしい態度がたまに顔を出し、傍目には冷たく感じられることもありますが、そんなときはこちらからアプローチすれば大丈夫、相手と打ち解けられますよ。
外国で暮らし始めるとき、新しい友人が作れるかどうかが何よりも不安ですよね。でも実は、オーストラリアでは誰かと新たに知り合うことが、世界のどこよりも簡単なんです。
この国は、とびきりの若さを誇る多民族の国家です。
人々は仕事で、あるいは変化を求めて、都市から都市へと気楽に移り住みます。
とにかく社交的で、誰とでも会話を始めるオーストラリア人。
外に出て旅をして、自分の体験を共有するだけで、新しい友達ができますよ。

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 年齢午年
  • 性別
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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