サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
“LINE”というSNSの強さと魅力を知る

開催日: 2020年10月1日

○活動の主旨、目的○
国内利用者数8,400万人超 、アクティブユーザー率84%以上のSNS「LINE」。
2016年にLINEトークを使ったbotアカウントを自由に開発できる「BOT API Trial Account」の無償提供を始め、サードパーティの開発者先着1万人に開放したことを皮切りに、ビジネスのみならず、教育や行政のサービスに至るまで、あらゆる分野での活用が加速しています。
今回はLINE社公認の「LINEテクノロジーパートナー」であり、都道府県や民間企業など合わせて3500社以上に、LINE APIツール「Liny(リニー)」を提供している実績のあるソーシャルデータバンク株式会社取締役副社長 の中塚氏に、LINEによるコミュニケーションの特性や、様々な分野での活用事例、今後の展開の予想についてお話をお伺いしました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

中塚 幸一 氏
ソーシャルデータバンク株式会社 取締役副社長

関西電力系の子会社でセールス・マーケティングに従事。2014年に退職し、営業研修事業会社を設立。東証一部上場企業などの営業研修を担当する。2016年創業者の伊藤氏と出会い、2017年ソーシャルデータバンク株式会社の創業に参画する。LINE APIツール「Liny(リニー)」のセールス、マーケティングの責任者を務める。
グローバルな家庭環境で育ち、2005年に南アフリカ共和国に留学。アメリカ合衆国でドクターナースをしている弟と、オーストラリア、香港、シンガポールを舞台にバリスタをして活動する弟がいる。

ナレッジドナーインタビュー

  • ビジネスとプライベートでLINEをどのように使い分ければ良いでしょうか。
  • ビジネスの相手にプライベートのLINEを教えたくなければ、「仕事ではLINEを使っていません」とはっきり言って、プライベートのアカウントを教えるのを明確に拒否することです。ビジネスでLINEを活用する場合は、会社の公式アカウントを使えば良いのです。公式アカウントは個人でも使うことができ、マンツーマンでのやり取りも可能です。スマートフォンにビジネス用とプライベート用のアプリを1つずつ入れれば、容易に使い分けができます。私たちの業界では、このような使い分けが一般的になりつつあります。例えば、初めて訪問した企業の担当者にいきなりLINEを教えてほしいとは言いにくいですが、公式アカウントを持っていれば、ビジネス用のLINEとして登録してもらいやすくなります。名刺にはメールアドレスを記載しているものの、メールはあまり見ていないという経営者は多く、忙しい人ほどLINEやメッセンジャーを使用する傾向が見られますので、ビジネスでのLINE使用に対する敷居はどんどん下がっていくと思います。今後は、ビジネスに携わる一人一人がLINEの公式アカウントを持つ時代になっていくと考えています。
  • LINEと他のSNSはどのように差別化されますか。
  • 使用目的によって変わりますが、ビジネスの観点から言うと、InstagramやFacebookができて、個人が持っている商品や能力を世間にアピールできるようになりました。私たちはこれを「認知の壁を超える」と呼んでいます。今まで認知されていなかったものを世の中の人に認知してもらうために使うツールがSNSです。SNSにはメッセージ機能がありますが、それだけでは離脱される可能性があり、飽きられたり、フォローされなかったりすれば終わりです。そこで活躍するのがLINEです。興味を持った人を離脱させないようLINEに誘導して登録させ、興味がある人同士がLINEの中でやりとりをするとさらに親密になります。LINEを使うと企業と人との距離が一気に縮まるとお話ししましたが、それは個人でも同じです。SNSは自己満足で使うものではなく、個人が世に羽ばたくためのアプリです。Instagramは写真の印象が強いため個人の人間性までは分かりませんが、Facebookでは個人の内面を潜在客や見込み客に知ってもらうことができます。そしてLINEは、他のSNSなどを通じて興味を持った人との関係をより深めていくためのツールと言えます。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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