フランス映画祭プログラム

毎年6月に開催される「フランス映画祭」の「短編作品集」を上映!

フランス映画祭(今年は6月26日~29日開催)の「短編作品集」を本映画祭にて上映します!次世代を担う若手フランス人監督の新作が目白押し。寺島しのぶ、寺島進出演の話題作『サベージ・ナイト』も上映します。

私たちのファウスト

NOTRE FAUST

  • 監督 Elsa Blayau & Chloé Larouchi
    制作完成 2014 上映時間 19:00
    ジャンル ドラマ 制作 フランス
    見どころ マリナは、若く魅力的なダンサーのボリスに密かに恋をしていたが、ボリスの心は他にあった。絶望したマリナは、謎めいた見知らぬ女性とある約束を取り交わし、定められた運命へとひた走る。ボリス・ヴィアンのシナリオ集『Rue des Ravissantes(ラヴィサント通り)』の中の一編『Notre Faust(私たちのファウスト)』から着想を得た作品。
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    • 監督:Elsa Blayau & Chloé Larouchi

      Chloé Larouchiは、2010年、Fémis(パリ国立映画学校)の脚本科を卒業。 第64回カンヌ映画祭批評家週間にテレビ局Canal+シリーズの一環として出品されたナタリー・バイ出演、エドゥアール・デュラック監督の短編『Bye Bye(バイバイ)』の脚本を担当した。Elsa Blayauは、ペニンゲン国立装飾美術大学を卒業後、広告代理店へ勤務。短編処女作『Une Journée Quotidienne(ありふれた日)』は、第62回カンヌ映画祭のショートフィルムコーナーで高い評価を受けた。その後、ルル・ゲンスブールや、ジルベール・ベコーへのオマージュとして作られたアルバムのドキュメンタリーなどの中編にも精力的に取り組んでいる。

バン バン!

BANG BANG !

  • 監督 Julien Bisaro
    制作完成 2014 上映時間 12:00
    ジャンル アニメーション 制作 フランス
    見どころ 「バン!バン!」狩りの季節の始まりだ。「お誕生日おめでとう!」25歳を迎えたエダに父がプレゼントしてくれたのは、差し押さえたばかりの大きなアパルトマン。エダは逃げる。速く、もっと速く。車を走らせる彼女の前に突然ピンクの犬が現れ、事故は起こった。怯えるエダは、父が狩りに来ている森へと逃げ込む。追われるものしかいない森の中、彼女は一人で立ち向かうよりほかなかった。
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    • 監督:Julien Bisaro

      イラストレーター、アニメーター。フランス南部、ヴァランスのラ・プードリエールで学ぶ。イラストレーターとしては卒業制作の『L'oeil du cyclone(台風の目)』がイギリス最大のアニメーション映画祭、アニメックス2007で最優秀2D作品賞を受賞。また、アニメーターとしては第61回カンヌ映画祭批評家週間に正式出品されたダヴィド・コッカーダッソー監督『L'Ondée(にわか雨で)』に参加。第86回アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート作品『アーネストとセレスティーヌ』をはじめ、多数の長編アニメーションの制作に名を連ねている。

サベージ・ナイト マチュア・コンテンツ:この作品には、性描写・暴力描写などが含まれています。

SAVAGE NIGHT

  • 監督 Kristof Sagna
    制作完成 2015 上映時間 20:00
    ジャンル ドラマ 制作 フランス、日本
    見どころ ヤクザの元で働く売春婦のアイコは、ある夜同僚の女の一人が休んだため、その女の元を訪ねるよう命じられる。家には女の死体と誰にもその存在を知られていなかった赤ん坊がいた。赤ん坊を連れだしたアイコはその子を守るため、自らを危険にさらす行動に出る。突如母性に目覚めたアイコを体当たりで演じるのは日本が誇る演技派女優、寺島しのぶ。危険をかえりみない彼女を見守るヤクザを国際的にも評価の高い寺島進が演じる。
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    • 監督:Kristof Sagna

      1981年、パリ郊外のナンテールに生まれる。俳優、監督、脚本家。2012年の初監督作品『SEXTOYS BLUES』では、スタイリッシュな画面構成が話題を呼んだ。本作『サベージ・ナイト』では、2010年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)に輝いた映画『キャタピラー』(若松孝二監督)の寺島しのぶに魅せられ、熱烈オファー。見た者に鮮烈な印象を残すヒロイン、アイコが生まれた。親日家で日本語も独学で学んでおり、現在は新作『Même les poètes sont armés(詩人でさえ武器を持つ)』を準備中

あなたの指で

SOUS TES DOIGTS

  • 監督 Marie-Christine Courtès
    制作完成 2014 上映時間 13:00
    ジャンル アニメーション 制作 フランス
    見どころ 祖母の火葬の日。インドシナとフランスの混血の少女エミリーは、祖母の記憶を追体験する。仏領インドシナでのフランス人入植者ジャックとの短い恋と娘リンの誕生。1956年にフランスに逃れた後、ロット=エ=ガロンヌ県、サント・リヴラード収容所での隔離された生活と搾取の時代まで・・・。エミリーは祖母と母の記憶と怒りを伝統的な儀式と踊りを通じて受け入れていく。
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    • 監督:Marie-Christine Courtès

      大学・大学院では、文学と歴史を専攻。その後、パリのジャーナリスト養成センターでジャーナリズムを学ぶ。ジャーナリストとしては、WTNの特派員としてカンボジアに滞在し、1998年のポル・ポトの死や国民議会選挙などを伝えた。近年では、ナントのプロダクション"Vivement Lundi ! "と組み、フランスの伝説的女性ジャーナリスト、アンドレ・ヴィオリスについてのアニメーションやBD作家マルセリーノ・トゥルオンがサイゴンで過ごした幼少時代のドキュメンタリーなどを監督した。

エルザとオオカミ

WOLF HEAD

  • 監督 Alice Vial
    制作完成 2014 上映時間 24:00
    ジャンル ドラマ 制作 フランス
    見どころ アルプ=ド=オート=プロヴァンス県。エルザは岩の斜面に面している人里離れた家に母のジャンヌと共に暮らしている。ジャンヌは隣町のバーで働いており家を不在にしがちだ。幼いエルザは寂しさを紛らわせるため、オオカミのパペットをいつも手にはめているが、些細なことでそのパペットが破れてしまう・・・。テレビで近郊の自然公園から数頭のオオカミが逃げ出したと知ったエルザは、ある夜、彼らと一緒に旅立つと母親に告げる。
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    • 監督:Alice Vial

      1986年パリ生まれ。監督、脚本家。本作を含む3作の短編作品で、フランス国内でのテレビ放映や多数の短編映画祭に出品した経験を持つ。また、長編映画では主演にルー・ド・ラージュ(『呼吸―友情と破壊』)とヴァンサン・マケーニュ(『女っ気なし』、『やさしい人』)を迎えたアンヌ・フォンテーヌ監督の新作『Les Innocentes』(2016年・フランス公開予定)に共同脚本として参加。脚本を執筆中の新作長編では監督としても手腕を振るう予定。

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