• 2019.08.29
  • お祝い大好き (続)
皆さんは自分の誕生会の事覚えていますか?



1歳の誕生日の後には、2歳、3歳とブラジルでは毎年家族や友人を呼んでお祝いするものです。小さい頃の事はあまり覚えていませんよね。しかし、ブラジルの女の子にとって、15歳の誕生日は特別です。


Festa de 15 anosと言って、大人の仲間入りの儀式です。日本における成人式のような感じです。メキシコ、アルゼンチン、ペルーなど中南米諸国にも見られる習慣で、親戚や友人を呼んで誕生パーティーを開きます。



裕福な家庭ではパーティー場を借りたりして、盛大なパーティーを開きます。結婚式並みで、素敵なドレスを着て、父親や友達とワルツを踊ったり、食事をしたりします。プロの写真やビデオ撮影もしてもらいます。お祝いの仕方は家族それぞれですので、最近ではパーティーの代わりに国内や海外旅行をプレゼントする親もいます。友達がお小遣いを集めてデコレーションなどして、小パーティーをしてくれる事も。いずれにせよ、15歳は特別な誕生日です。

誕生日と言えば、先日義父の誕生日を祝いました。家族皆でハッピーバースデーを歌ったのですが、嬉しそうにしてました。90歳を超えてますが、こうしてお祝いができることは本人だけではなく周りの者も幸せです。


誕生日って自分の誕生を祝う日ではなく、いつしか感謝する日と思うようになりました。産んでくれた親に感謝し、お祝いの言葉をかけてくださる親戚やお友達に感謝。無事にまた一年過ごせた事への感謝。やっぱり誕生日は特別です。お祝いせねばなりません。
こちらの職場での誕生日のお祝いはいろいろです。月末にその月に誕生日を迎えた人にケーキを買って歌ったり、皆で食事に行ったりします。また、小規模な職場ですと、誕生日を迎える本人がケーキを特ってきて、皆に歌ってもらい、ケーキを一緒に食べてもらうケースが多いです。ですので、本人を前にして、「明日は○○さんの誕生日。やったあ!ケーキが食べられる!」と言うような感じです。でも、もしケーキを持っていかなくても、大丈夫。同じようにお祝いの言葉はいただけます。
お祝いは誕生日だけではありません。
大学合格と知ったその瞬間に同期や友達がお祝いしてくれます。その祝い方も派手です。額や頬、腕などに、通った大学名を書いたり、男の髪の毛に色を塗ったり、切ったりします。涙、笑い、喜び、すべての感情がこみあげてくるのでしょうね。ですので、男の学生は散髪屋に行って丸坊主にしてもらいます。新学期が始まって丸坊主を見かけたら、「大学一年生なんだな」と皆が思うのです。さすがに女の子の髪には悪さをしません。



大学を卒業すると、学部で盛大なパーティーが行われます。もちろんパーティー場を借りて、食事があり、生バンドの演奏で夜通し踊るパーティーです。かなりの費用が掛かることから希望者だけの参加ですが、卒業まで頑張った息子や娘のために親も同席しお祝いします。学生時代を終えて、社会人になる息子や娘たちの門出です。
「そういえば、こんなお祝いをしたなあ、」と皆さんも思い出しているのでは? お祝いしてもらえたり、してあげたり、いい事ですよね。本人だけではなく、皆で楽しむお祝いの仕方がブラジル的で好きです。
どうぞ次も、Boa Festa! (良いパーティーを!)

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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