選考委員長
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河口 洋一郎
東京大学名誉教授 / アーティスト /
一般財団法人デジタルコンテンツ協会 会長 -
プログラミングCGから始まり、アルゴリズム的思考で全く新しい生命のインテリジェンス、byond.AI をテーマに作品を生み出している。1975年よりCGアートに着手。自己組織化する (グロースモデルGrowth Model )で独自のアート&サイエンスの世界を確立。1982年のSIGGRAPH発表以降、メディアアートの世界的グランプリ多数受賞。1995年ベネチアビエンナーレ日本館代表作家。2010年SIGGRAPH アワード。2013年紫綬褒章受賞。2018年SIGGRAPH殿堂入り。ヴァーチャル・リアル双方からの、CG映像、立体作品、肉筆画等多彩な表現の作品展は、世界各地で好評を博している。
選考委員
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一色 さゆり
小説家
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1988年京都府生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。香港中文大学大学院カルチュラル・マネジメント科修了。ギャラリー勤務を経て、美術館で学芸員として働く傍ら、執筆を行なう。2015年『神の値段』(宝島社)で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞してデビュー。近著に『ピカソになれない私たち』(幻冬舎)、『飛石を渡れば』(淡交社)、美術修復士のアートミステリー「コンサバター」シリーズなど。
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伊藤 恵理
東京大学大学院 工学系研究科 准教授
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「空はひとつ」をモットーに、世界の空を駆けながら、航空管制および航空交通管理の研究に従事する科学者・エンジニア。東京大学大学院博士課程修了(航空宇宙工学専攻)。ユーロコントロール実験研究所(フランス)、オランダ航空宇宙研究所、NASAエイムズ研究所、海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所、南洋理工大学などでの研究職を経て、現職に至る。国際航空科学会議(ICAS)よりMcCarthy Award、John J.Green Award 受賞。著書に『空の旅を科学する 人工知能が拓く!?21世紀の航空管制』(河出書房新社)、『みんなでつくるAI時代 これからの教養としてのSTEAM』(CCCメディアハウス社)がある。アカデミアや企業等での講演も多数行っている。
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遠藤 諭
株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員
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『月刊アスキー』編集長、アスキー取締役などを経て、2013年より現職。スマートフォン以降に特化したライフスタイルとデジタルの今後に関するコンサルティングを行っている。『マーフィーの法則』など単行本もてがけるほか、アスキー入社前には『東京おとなクラブ』を主宰。著書に『計算機屋かく戦えり』など。 ASCII.JPほかで情報発信している。
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塩瀬 隆之
京都大学総合博物館准教授 / デザイン学ユニット / 学術研究支援室 参与
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1998年京都大学工学研究科修了。博士(工学)。2012年から経済産業省に技術戦略担当課長補佐として出向。2014年7月に京都大学に復職。文部科学省中央教育審議会数理探究専門委員、経済産業省産業構造審議会イノベーション小委員会委員ならびに若手ワーキンググループ座長,大阪・関西万博政府日本館有識者(座長)。日本科学未来館“おや?”っこひろば総合監修。NHK Eテレ「カガクノミカタ」番組制作委員ほか。高齢者や障害のある人をものづくりプロセスにまきこむインクルーシブデザインワークショップや博物館、科学館のリニューアルワークショップなど多数監修。また科学的なモノの見方に関する学習ワークショップやオンラインワークショップを多数開催。平成29年度科学技術分野の文部科学大臣賞ほか受賞多数。主な著書に『インクルーシブデザイン』(学芸出版社、2014)、『科学技術Xの謎』(化学同人、2010)、最近著に『問いのデザイン』(学芸出版社、2020)
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村上 憲郎
村上憲郎事務所 代表 / 元Google日本法人名誉会長
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1970年京都大学工学部卒。2003年4月Google 米国本社副社長兼日本法人代表取締役社長、2009年1月名誉会長に就任。 2011年1月1日退任。村上憲郎事務所を開設。 ハイパーネットワーク社会研究所理事長、大阪市立大学大学院教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員教授。大阪工業大学客員教授。会津大学参与。(株)ブイキューブ社外取締役、セルソース(株)社外取締役。著書:「知識ベースシステム入門」インフォンサイエンス社、「村上式シンプル英語勉強法」「村上式シンプル仕事術」ダイヤモンド社、「一生食べられる働き方」 PHP新書、共著:「3・11後 日本経済はこうなる!」 朝日新書、「経済復興のためのエネルギー政策」アスキー新書、「創造力のつくり方」角川書店、「AIと社会・経済・ビジネスのデザイン」日本評論社
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安田 洋祐
経済学者 / 大阪大学大学院経済学研究科准教授
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1980年東京都生まれ。2002年東京大学経済学部卒業。最優秀卒業論文に与えられる大内兵衛賞を受賞し、経済学部卒業生総代となる。2007年プリンストン大学よりPh.D.取得(経済学)。政策研究大学院大学助教授を経て、2014年4月から現職。
専門は戦略的な状況を分析するゲーム理論。主な研究テーマは、現実の市場や制度を設計するマーケットデザイン。学術研究の傍らマスメディアを通した一般向けの情報発信や、政府での委員活動にも積極的に取り組んでいる。関西テレビ「報道ランナー」、テレビ東京「WBS」にコメンテーターとして出演中。財務省「理論研修」講師、金融庁「金融審議会」専門委員などを務める。