SpringX 超学校 シンギュラリティサロン@SpringX

哲学の決定論 vs. 物理学の決定論:機械は自由意志を持てるか?
(シンギュラリティサロン #47)

開催日
2021年3月6日(土)
開催時間
13:30〜16:00
開催形式
YouTube Liveによるオンライン開催
参加費
無料
申し込み
不要

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人類がついてゆけないほどのスピードで科学技術が猛烈な発展をはじめるときのことを言います。その結果として人間を超越する「超知能」が生まれたとき、人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

人間と機械を隔てている(と思われている)特徴として、意識の有無、とくにクオリア・自我・自由意志などの有無が取沙汰されることが多いようです。一方で、世界で何が起こるかはすでに決まっているとする決定論は、強力な説得力があり、自由意志の存在を脅かすようにも思われます。しかし冷静かつ正確に考えるなら、決定論とはいかなるものなのでしょうか? 物理学は決定論なのでしょうか? 木島泰三氏の著書『自由意志の向こう側:決定論をめぐる哲学史』(講談社)を軸に哲学者と物理学者が討論します。

第1部:対談 木島 泰三 氏×谷村 省吾 氏
第2部:座談会 木島 泰三 氏・谷村 省吾氏+松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏/ 質疑応答

講師紹介

木島 泰三 氏

法政大学 非常勤講師

2019年に博士(哲学)の学位取得(論文博士)。専門はスピノザおよびホッブズを中心にした西洋近世哲学。哲学者ダニエル・デネットの思想を中心にした現代の自然主義的人間観についても論じており、デネットの『思考の技法』、『心の進化を解明する』の翻訳を手がけた。

谷村 省吾 氏

名古屋大学大学院情報学研究科 教授

1995年に博士(理学)学位取得。専門は理論物理、とくに量子力学の数学的基礎、圏論と微分幾何の応用。最近は意識の科学にも関心を持つ。AIの研究も開始。哲学に関しては素人であるにもかかわらず、哲学者に対してもの言う物理学者としても有名。主著に『トポロジー・圏論・微分幾何』、『幾何学から物理学へ』、『一物理学者が観た哲学』。

松田 卓也 氏

神戸大学 名誉教授

理学博士(天体核物理学)。シンギュラリティサロン主宰。研究のかたわら、ニセ科学批判にも力をそそいできた。近年は京都某所の「秘密研究所」にて人工知能の研究を進めながら、迫りくるAI社会とシンギュラリティの啓蒙活動に取り組んでいる。

塚本 昌彦 氏

神戸大学大学院工学研究科 教授

工学博士。シンギュラリティサロン副主宰。ヒューマンインタフェースの研究を進める一方、「ウェアラブルの伝道師」として、全国各地のイベント・メディアで、ウェアラブルデバイスの普及活動を精力的に続けている。

小林 秀章 氏

「セーラー服おじさん」

シンギュラリティサロン常連聴講者。某印刷会社で知性派エンジニアとして活躍する一方、「セーラー服おじさん」として国内外に出没、日本のオタクカルチャーのアイコンとなっている。人間の「意識」の謎に取りつかれている。

保田 充彦

ナレッジキャピタル・リサーチャー、株式会社XOOMS代表

開催概要

開催日程 2021年3月6日(土)
開催時間 13:30〜16:00
会場 YouTube Liveによるオンライン開催
参加費 無料
申し込み 不要
タイトル SpringX 超学校 シンギュラリティサロン@SpringX
哲学の決定論 vs. 物理学の決定論:機械は自由意志を持てるか?
(シンギュラリティサロン #47)
登壇者 木島 泰三 氏(法政大学 非常勤講師)
谷村 省吾 氏(名古屋大学大学院情報学研究科 教授)
松田 卓也 氏(神戸大学 名誉教授)
塚本 昌彦 氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)
小林 秀章 氏(「セーラー服おじさん」)
保田 充彦 氏(ナレッジキャピタル・リサーチャー/株式会社XOOMS代表) ※司会
主催 株式会社ブロードバンドタワー
ジャパンスケプティックス
一般社団法人ナレッジキャピタル
注意事項 ・進行状況により予定の時間が変更する場合がございます。予めご了承ください。
お問い合わせ シンギュラリティサロン事務局
admin@singularity.jp

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