年末年始営業のご案内
12月31日(火):18:00終了
2025年1月1日(水):全館休業
※各店舗の年末年始の営業についてはフロアガイドよりご覧下さい。

  • 2019.07.29
  • ワインの名産地 ハンター・バレー
オーストラリアでセミヨン・ワインの話題が出たら、ハンター・バレーという地名は知っておきたいところ。実際ここは、世界的にますます有名になってきたこの人気オーストラリア産ワインのふるさとなのです。
ワインの生産国として、年々その認知度が高まっているオーストラリア。中でもハンター・バレーは屈指の名産地というわけです。
目に優しい景観だけでなく、舌を喜ばせてくれるおいしいものが豊富な地上の楽園、ハンター・バレー。オーストラリア全土でも最古のワイン産地としても有名で、ニュー・サウス・ウェールズの沿岸地域に近く、ニューカッスルやシドニーからも至近距離にあります。週末にはここに来てリラックスタイムを楽しむシドニー市民の姿をよく見かけるのも、ひとえにその近さゆえというわけです。
大きく広がった平らなブドウ畑と、フェンスで囲んだ広い土地に馬を飼っている巨大な私有地が交互に点在しています。何もかも手入れが行き届き、一部の隙もないほどに整然としています。どこもかしこも完璧に刈り込まれた牧草地、建物、管理の行き届いた私有地。その中に幾何学的なブドウ畑が配置されると、ハンター・バレーの規則正しい完璧な美しさはいっそう際立つと言うわけです。
ブドウ畑で飛び回るカンガルーを見かけたときの感動といったら!
この地域一帯でブドウの栽培が盛んになったのは、1800年代初期の数十年間のこと。さらに近年、時代の揺り戻し感によってクールダウンするまでは、ブドウの生産量は大変な勢いで伸びていました。現在、ハンター・バレーは限定生産地域だと思われがちですが、実際はシラーズと、先ほども触れたセミヨンというオーストラリア2大ワインはここで生産されています。

近辺に星の数ほど存在するワイナリーで素晴らしいワインが味わえるだけではありません。有名なレストランや、地元産の食品を買う前に試食させてくれるグルメショップも移動中に見つかるはずです。

ぜひ覚えておいてほしいのが、とびきりの美食の宝庫でもあるこのエリアではおいしいものを味わえるだけでなく、それを生産者から直接買えてしまう!ということ。グルメを自負するなら、このまたとないチャンスを見逃すべきではありません。オーストラリアはかつて料理が味気ないと思われていましたが(その大半はイギリス料理由来です)、人気のシェフが登場し、質の高い食べ物を以前より高く評価するようになりました。テレビの料理番組が広まったことも追い風になっています。
ほとんどのワイナリーでは無料でワインを試飲できるし、気に入ったものが見つかれば、その場でボトルを買って帰れます。ごく稀に、よほど有名な高級ワインの場合、少額ではありますが試飲も有料だったりします。
ハンター・バレーはロウワーとアッパーの2つのエリアに分かれています。ワイナリーの大部分はロウワー・ハンター・バレーに集中し、アッパーではオーストラリアの田舎暮らしの、まさに素朴そのものと呼びたいような情景を垣間見ることができるでしょう。
この辺をくまなく楽しみながら回る手段としては、完全に自分本位の行動が許されるという点で、やはり車での移動が断然おすすめです。
ただしスピード違反、そして制限を超えた量のアルコールを摂取してハンドルを握るのは厳禁です。オーストラリアの交通警察はこの点非常にシビア。ワイナリーが多く並ぶルートは取り締まりも増えますから、くれぐれもご注意を。
多くの代理店が企画している1日ツアーも要チェックです。移動用の車がない人、運転のためにワインを断念するのは真っ平ごめんという人にはぴったりですね!
私たちもこの種のパッケージツアーを利用しましたが、美しい風景のパノラマを眺めながら旅を満喫させてもらいました。

文:アルベルト・フェランド

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特派員

  • アルベルト フェランド
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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