• 2020.06.30
  • オーストラリアで働くということ
オーストラリアで働く?? その夢、実現できるよというお話です。
オーストラリアを新たなあこがれの地と考える人は増える一方ですが、どんな職種であってもオーストラリアで仕事を得るのはそれほど簡単ではありません。でも、オーストラリアでの就業が不可能なんていうことはまったくなく、需要の高い仕事も存在します。
世界中の多くの労働者が夢に見る国、オーストラリアでは、ここ最近、ビザ申請ブームが起きています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による経済危機もなんのその、オーストラリアの失業率はありがたいことに非常に低いからということもあります。豪州への移住を決めたなら、少なくともパートタイム職では良い仕事を見つけられるし、短期滞在の人も、長くここに留まって足場を築きたい人も、カンガルーがいるこの土地で、自己資金で経験を積むことができます。その人の年齢、専門分野と野望次第で、さまざまな可能性が待ちうけています。
安定した成長を続け(特に経済面で)、生活の質も抜群の高さを誇るオーストラリア(「Down Under:地球の反対側」とも呼ばれています)で働くことは、最高の経験となります。それに加えてプロとしての職業経験を積めば、その分野では世界中の多くの有力企業の目に留まる人材になれるでしょう。
驚くことに、オーストラリアでは誰もやりたがらない仕事があるというのは本当の話です。少なくとも、オーストラリア人がやりたがらない、あるいはそれをやれるだけの十分な訓練を受けておらず、従事できる人材がいない職種があるんです。ということは、オーストラリアで職を得たい外国籍の人にとっては絶好のチャンス。オーストラリア政府の公式ウェブサイトでは、求人のある仕事の一覧をCombined List of Eligible Skilled Occupations(技能職業別総合リスト)として発表しています。これは、実証できる経験、卒業証書または学位(職業による)および十分なレベルの英語力が求められる職種の一覧です。オーストラリアで必要とされる仕事の中で、興味深いものを以下に挙げてみましょう。
シェフ
整備士
医師
看護師
エンジニア
設計士
獣医師
溶接工
鍛冶職人
レンガ職人
大工
・・・など
もちろん、口で言うほど簡単ではなく、設計士や医師であるからと言ってオーストラリアに永住できるわけではありません。いずれの職種でも高度な、あるいは非常に高度なレベルが要求されるし、大学の統一試験を受ける、オーストラリアで講義を受けるなど、必要な職業上の条件をパスする必要があります。
昨今の、少なくともオーストラリアに住む外国人向けで求人が多い仕事と言えば、教師や情報技術、金融関係です。
オーストラリアで働こうという決心は、いくつかのポイントをしっかり認識したうえでないと実現しません。特に重要なのは、仕事が見つかるという現実的な可能性。求人が多く、身元引受人が見つかりやすい、つまりビザの申請が通る確率が高くなる職種を知っておいてほしいのは、そのためなのです。求人が最も多いのは、何といってもシステム開発プログラマー、つまりコンピュータのプログラマー。なんと100,000オーストラリアドル以上の給料も夢じゃない仕事がこれです。
サービス業の中で特に求人が多いのはコック、店舗経営の責任を担うレストランやバーのマネージャーです。これらもやはり、給料はその人の職能や資格(と、英会話力)次第です。
企業から依頼を受けて戦略の立て直しと最適化を行い、競争力を生み出す経営コンサルタント職も今、引っ張りだこという感じ。医療分野の求人も増えています。総合診療医(GP)と同等の人材であれば、病院で働くことのできる可能性は高くなります。
会計専門職や総合会計士も、企業が広く募集している職種です。会計業務だけでなくITや企業経営のノウハウも必要とされるこのご時世、会計士はより複雑なスキルを備えていることが前提なので、昔なら通用していたレベルの数段上の能力が求められます。資格を持った高度な技術がある人、もっと言えばエンジニアとして修練を積んだ人材の需要は、とても高くなっています。

最後に、カスタマーサービスのマネージャーやセールスマーケティングの専門職でも求人がたくさんあることをお伝えしておきましょう。どちらもセールスや顧客サービスに関わる職種です。オンラインコミュニケーションの活用によって製品重視、顧客重視になった今、競合企業の数は大幅に増えました。だからこそ、セールスと顧客サービスのプロフェッショナル人材が求められているのです。

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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