• 2021.03.15
  • オーストラリアのお天道様のこと
赤道直下という地理的条件と、最も大きなオゾンホールの真下に位置するせいで、オーストラリアの日差しは本当に、本当に強烈です。
この地のアングロサクソン系オーストラリア人の大半と同じく、私もすごく色白なので、オーストラリアにやって来た最初の日からこれは大問題でした。こっちとは異なる紫外線の量や日差しに慣れ切っていたので、ヨーロッパにいる頃は日常的にあまり日焼け止めを塗っていなかったのです(1年中じゃなくて夏の間だけ)。
というわけで、イタリアではキッズ(とても小さい子どもたち)しか使わないようなSPF値50+の日焼け止めも、地球の反対側のオーストラリアでは買わざるを得なくなりました。しかも、暑さと汗で溶け出してしまうため、この手の日焼け止めは繰り返し塗らなくちゃいけないんですね。
外出時は日焼け止めと帽子を忘れずに持って出るべしというのがオーストラリア人の常識で、原則それも守るようになりました。もっとも夕方5時半にもなれば日焼け止めなんてそんなに必要じゃないし、やり過ぎという感もなくはないのですが!!
携帯にダウンロードすると、各都市の紫外線の値や紫外線「予報」を教えてくれる無料のアプリまであります。晴れでも曇りでも、あるいは気温がどうであれ紫外線には要注意だし、自分がどれぐらいの紫外線を浴びているか見極めるのって案外難しいみたいです。
このアプリではUV指数を最大「20」に設定してあって、私が見るときはいつも「9」、たまに「13」が出ることも。イタリアではこんなに高い数字は出ないと思います。外出自体は大いに結構なことでも(必要時にも、楽しみのためにも!)、オーストラリアは皮膚がんの発生率が世界で最も高い国であるという悲しい現実を直視し、紫外線問題をよく認識しておくべきなのです。
ハイキングやアウトドア活動のように外を長時間歩くときは、紫外線防止のために顔や腕に日焼け止めを塗っておくのがベストだし、1日のうち特に暑い11時から15時までは、小さなお子さんや敏感肌の持ち主は屋外に出ないようにするというのも賢い方法ですね。
アウトドア派の人も、UV指数が「3」を大きく上回る時間帯、特に「9」から「15」になる時間に日光浴やマリンスポーツをするのは避けましょう。ランチタイムとその前後というのは、1日のうちで太陽の位置が最も高くなるからです。
ですから、この時間は決して太陽の下で過ごさないようにしましょう!日焼け止めを塗っても大して効果はありませんし、紫外線から身を守ることができないのですから。
オーストラリアでは、着るものでも紫外線による影響に対する予防対策をしています。学校の制服に透けない色合いやベージュ系のものが多いのは、そういう理由があるからなんですね。
紫外線防止策として明るめの色の短パン、薄手のコットンのTシャツを着るのも一般的です。
サイズがぴったりのサングラスをかけるのもおすすめです。豪州に降り注ぐ紫外線は眼と視力にもかなり有害らしく、たとえば太陽をじっと見つめたり、野外であまり長い時間働いたり(建築作業員など)すると、かすみ目や視力障害などを起こしかねないそうです。
オーストラリアの明るい日差しと暖かい天候の中で子どもたちが安全に遊べるよう、幼稚園の屋外の遊び場や園庭も、ここオーストラリアではすべて日よけ付きなんですよ。

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特派員

  • アルベルト フェランド
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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