• 2024.07.23
  • バンライフ
バンライフ、つまりバンなどの車で生活することが、現在オーストラリアで流行しています。住む場所として選ぶ人も、たまのレクレーションに陸路の移動手段として利用する人もいますが、とにかくバンの人気が高まっています。
オーストラリアでは、いわゆるキャンピングカーやその他の車に定住することを直接禁じるような指針は定められていません。それゆえに、一年中車で生活することは法的に問題ありません。

これといった具体的な禁止事項は存在しませんが、厄介な事態を招かないために市民が遵守すべきルールはあります。使用目的に関わらず、キャンピングカーが車両であることに変わりはないので、定期的な車検や保険への加入など、オーナーは交通規則を守る義務があることを肝に銘じておかなければなりません。
キャンピングカーを停められる場所に関する現行のルールは、すべて把握しておくようにしましょう。大切な自動車を48時間以上駐車する際には、どんな制限があり、何ができるのかを考慮することも大切です。今いる場所に固有の規制や制限事項も認識しておきましょう。さらに、キャンピングカー専用の駐車場があるか、料金や許可証が必要か、なども調べておくことをお勧めします。
キャンピングカー暮らしをすると決めた人たちが抱く疑問の中でも特に多いのが、「キャンピングカーで住民登録をすることは可能か?」ということ。簡単に言えば答えは「ノー」ですが、それに代わる解決手段もあります。
こうしたRV車での生活は、他では得られないメリットもあると同時に、多くの課題も存在します。中でも大きなアドバンテージはどこへでも好きな場所に行ける移動の自由と、決まりきったパターンを押し付けられずに暮らせる点です。毎朝、息をのむような景色の中で目を覚まし、いつでも眺めを変えることができるわけです。
ただし、念頭に置いておくべきデメリットもあります。例えば、車内の限られた空間の中での生活ではある種の快適さが犠牲になるので、この点が問題となる人もいるでしょうし、近しい大切な人と遠く離れることや、自分の力とリソースだけを頼りに不測の事態に対処しなければいけないこともあるでしょう。
バンライフを選択する前に、こうした点を熟考することが重要です。

常時車での暮らしを謳歌したいなら、計画を立て、予算を設定することが不可欠です。ガソリン代に保険料、維持費、キャンプに要する月々の出費を考えておきましょう。その他にも食料や水にかかる費用、電気代、インターネット接続費もかかるので、駐車制限のないパーキングや無料休憩所などを利用して滞在費を浮かせたり、食料を買って自分で料理を作って食費を節約したり、ソーラーパネルなどの代替エネルギーを利用して光熱費を減らしたりする工夫も必要です。

快適かつ満足できる体験を保障するためには、通年の生活に適したキャンピングカーを選ぶことも重要です。
キャンピングカーの広さや車内のレイアウトにしても、快適に動ける十分なスペースがあるか、自分のニーズに合った車内配置かをよく考慮しなければなりません。
エネルギー効率の高い車を見極め、断熱効果の高いものを選ぶことも大事です。冬の寒さや夏の酷暑にも耐えられる、効率のよい冷暖房システムが装備されているかをチェックして、年中使える自律型のキャンピングカーを選ぶようにしましょう。
安全機能の確保も重要なので、安心な暮らしを手に入れるために盗難防止装置などのセキュリティシステムが付いているかどうかもチェックしましょう。
キャンピングカーの収納容量のチェックもお忘れなく。所持品を全部収容できるスペースを確保し、取り出しやすいように整理しておけば、よりスムーズな生活ができるはずです。

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 年齢午年
  • 性別
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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