• 2024.12.06
  • シドニーでピクニック

オーストラリアは南半球にあるので、この時期になると夏が近づく足音が聞こえてきます。一方、シドニーの住人たちは、穏やかな春を満喫しています。
この季節は気持ちの良い晴天の日々が続くため、カレンダーなど気にせずに少しでも長く屋外で過ごしたくなります。結局のところ、この点こそが私がオーストラリアでの生活を愛する理由のひとつなのです。そこで今日は、シドニーのとっておきのピクニックスポットへとご案内したいと思います。さあ、準備はいいですか? ブランケットにお気に入りの本一冊、食べものを詰めこんだバスケットを持って出発しましょう!

パディントン・レザボア・ガーデンズ(Paddington Reservoir Gardens)
シドニーのパディントン地区、人通りで賑わうオックスフォード通り沿いに、昔ながらの姿を残した安らぎの空間があります。1800年代には市の貯水池として使われていた場所が、今から10年ほど前に様々な機能を持つ娯楽施設へと生まれ変わりました。この沈床庭園(周囲より一段低く掘り下げて造った庭園)はまさに都会の小さなオアシスで、備え付けのデッキチェアでリラックスしながら本を読んだり、友達とピクニックをしたりするのにぴったりです。フリーWi-Fiも完備しています。レンガ造りのアーチや豊かに生い茂る草木、中央に配置された噴水が、シドニーの中心にいながらにして日常を忘れさせてくれる雰囲気を醸し出しています。

センテニアル・パーク(Centennial Park)
街の中心部からすぐ近くにあるセンテニアル・パークは、3つの公園を包括する広大な公園です。景観の美しさだけでなく、オーストラリア連邦発祥の地の記念碑であるフェデレーション・パビリオン(Federation Pavilion)が建っていることもあり、歴史的にも重要な場所です。たくさんの木々や池、オーストラリアの在来動物のほか、カフェやレストランもあります。園内は徒歩でも散策できますが、レンタサイクルを利用することも可能です。乗馬やゴルフ、迷路遊びも楽しめますし、芝生の上でただリラックスして過ごすのも良いですね。センテニアル・パークは、シドニー最大の公園です。

バランガルー(Barangaroo)
シドニーの新たな魅力スポットとして注目を集めているのが、バランガルーとバランガルー保護区(Barangaroo Reserve)です。シドニー・ハーバー・ブリッジの南端に位置するこの美しい公園では、水辺からハーバー・ブリッジの絶景を望むことができます。敷地内から切り出された砂岩を一つずつ形作って配置し、その間に在来植物を豊かに植栽した景観は絵画のように美しく、ピクニックにぴったりです。

ブラッドフィールド・パーク(Bradfield Park)
ハーバー・ブリッジの北塔のたもとに位置するこの公園は、シドニーで最も壮観な眺めを誇る場所の一つです。ハーバー・ブリッジやオペラハウス、その背景に広がるシドニーの街並みを一望できるだけでなく、ルナ・パーク(Luna Park)やノースシドニー・オリンピック・プール(North Sidney Olympic Pool)も徒歩圏内です。園内には木陰に恵まれた快適な遊び場が整備されており、ゆっくりとランチを楽しんだり、絶景に見とれたりしながら過ごすことができます。

ブラッドリーズ・ヘッド円形劇場(Bradleys Head Amphitheatre)
シドニーのロウワー・ノースショア(Lower North Shore)に位置するブラッドリーズ・ヘッドの最南端には、世界でも有数の美しい自然の円形劇場があります。シドニー・ハーバー国立公園内にあるこの場所は、湾沿いの散策を楽しむシドニー市民からも絶大な人気を集めています。オペラハウスやハーバー・ブリッジ、デニソン砦(Fort Denison)を一枚の写真に収められるスポットなので、写真愛好家たちにも人気のスポットです。また、ここをプロポーズの舞台に選ぶカップルや、この小さな公園でおしゃれなピクニックを楽しむ人々の姿も見られます。

パースリー・ベイ保護区(Parsley Bay Reserve)
シドニー東部の郊外で最ものどかな場所と言えば、ビーチと公園と遊び場が一体となったパースリー・ベイ保護区です。人混みを避け、子どもたちが落ち着いた環境で静かに、かつ安全に遊んだり泳いだりするのに最適のスポットです。緑豊かで広々とした公園は、美しいビーチと穏やかな浅瀬へと繋がっているので、子どもたちが遊んだり泳いだりするのに理想的な環境です。また、保護区全体がそびえ立つ木々に囲まれているため、一日中木陰を見つけることができます。園内にはピクニック用テーブルが多数設置されているほか、公衆トイレやシャワー、小さな売店も完備されているので、バーベキューやピクニック、各種パーティにはうってつけです。

ピクニックに何を持って行くべきか分からないという人は、デリに立ち寄って、お好みのサンドイッチを注文したり、ピクニックバスケットを用意してもらったりするのもお勧めです。シドニーでは、そんなことも手軽にできますよ。

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 年齢午年
  • 性別
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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