この素晴らしい国、オーストラリアについて語るべきことは山ほどあります。些細なことと思われるかも知れませんが、ここに住む人々にとっては日常生活の一部になっている、ユニークな点がたくさんあるのです。
今回のブログでは、私が気づいたオーストラリアのオモシロ話をご紹介したいと思います。
1. オーストラリア人は掃除が好きではありません。衛生面では家を清潔に保っていますが、一般的に言うとかなり散らかっています。ですが、ガレージの片付けに関してはとても上手です。
通りを歩いていると、年に1~2回ほどの割合で、民家の前の歩道にマットレスや洋服ダンス、ドレッサーにソファ、洗濯機、掃除機、椅子、その他あらゆる物が山のように積み上げられている光景に出くわします。壊れたり気に入らなくなったりしてもう使わなくなった大小様々な品物が家の前に積み上げてあるのです。時には、荷物の山が大きくて玄関のドアがほとんど見えなくなっている場合もあります。
では、オージーたちは外に出した品物をどうするのでしょう?
家の前に置いた品々に興味を持った人が気に入った物や必要な物を持って行けるよう、何日間か置いたままにするのです。
これはこの国では全く問題のない合法的な行為で、家の玄関口や門の近くに放置されている限り、ゴミの投棄とは見なされません。
道路清掃員がトラックと粉砕機を持ってきて、不用品を全て持ち去る日まで、そのままにされています。
初めてこの光景を目撃した時は非常に驚きました。それから月日が経ち、私も不用品や壊れた品をこの方法で処分するようになりました。持ち帰って修繕して再利用する人や、単に気に入って持って行く人もいますし、買う余裕がない人にとっても便利なシステムです。何かを持って行ったからと言って非難されることもありませんし、誰にも遠慮する必要はないのです。
2. オーストラリア人は料理があまり好きではありません。キッチンは非常に広く、巨大なオーブンが備え付けられていますが、頻繁に使っているのは電子レンジだけです。また、惣菜や調理済み食品、または専用アプリで注文するデリバリーフードに多額のお金を使っています。ファストフード店には長蛇の列ができていますし、ジャンクフードもしょっちゅう口にします。一方、ジムには欠かさず通い、ほとんどの人が運動を楽しんでいます。
オーストラリアほど、至るところにジムがある場所を他に知りません。そして何と言っても、ジムは24時間営業なのです。
どうやら誰もがもれなくジムに通っているようです!
3. 往来を歩いていると、海の色のような明るいブルーにペイントされた木を見かけることがあります。初めて見てから何週間か後にまた見つけたので、興味を惹かれてネットで検索してみたり、オーストラリア人の友達に尋ねてみたりしました。
その結果、この青い木には悲しい背景があることを知ったのです。西オーストラリア州では、うつ病や精神疾患により亡くなった家族や友人を偲ぶ印として木が青く塗られるようになりました。ある若者が自ら命を絶った後、彼を追悼するため、そして何よりもメンタルヘルスの問題にもっと意識を向けてほしいという思いから、この「ブルーツリー・プロジェクト」と呼ばれるキャンペーンが生まれました。
4. ブランチに関しては、オーストラリア人は非常に真剣だということも頭に入れておきましょう。
ブランチが生まれたのはアメリカですが、それをブラッシュアップしたのはオーストラリアではないでしょうか。
オーストラリアのブランチの定番、アボカドトーストは今や世界中に広がっていますが、それも納得です。その他にも、私が食べてみて最高に美味しかったものを挙げると、野菜たっぷりのメニューやアサイーボウル、いろんな美味しいものを山盛りにした大皿料理(当然何にでもアボカドが乗っています)などがあります。
オージーたちはこうしたブランチメニューをフラットホワイト(flat white)と呼ばれるドリンクと一緒に楽しんでいます。これは、エスプレッソにスチームミルクを合わせ、フォームミルクをたっぷり乗せた、最高に美味しいドリンクです。
5. オーストラリアのスポーツ文化は、生活に深く根付いています。地元の文化との強い繋がりを感じられる体験として、AFL(オーストラリアンフットボールリーグ)の試合で何千人ものオーストラリア人と一緒に歌を歌うことに勝るものはないでしょう。AFLの観戦は、ピッチ上で繰り広げられる試合を観ることだけではありません。仲間との一体感の醸成、カラフルな応援グッズ、試合前やハーフタイムに繰り広げられるエンターテイメント、サポーターもチームの一員であるという気持ち、そして当然ながら、試合終了後のパブでの祝勝会も含まれるのです。
この国について語るべきことはまだ山ほどありますが、とりあえず今日はこの辺で終わりにしましょう。次回のブログもお楽しみに!
- 2024.12.19
- まだまだある! オーストラリアのオモシロ話