• 2025.03.21
  • シドニー・フェスティバルと新年の催し
シドニーでは毎年、新しい年が華々しく幕を開けます。
シドニー・ハーバーで大晦日に打ち上げられる見事な花火に始まり、旧正月のお祝いまで、新しい年を迎えるのにふさわしい楽しい行事が目白押しです。これらのイベントは、この街の若々しい精神そのものを体現しています。
12月から3月にかけては気候も穏やかで、夏を迎えたシドニー中心部は、ショーやバレエ、色とりどりのパレードなどで常に賑わっています。

毎年1月に開催される芸術と音楽の祭典、シドニー・フェスティバル(Sydney Festival)には、オーストラリア全土から数百人ものアーティストが集結し、街はダンスや演劇、音楽、体験型パフォーマンスなどで活気づきます。1977年から毎年開催されているこのフェスティバルは、年間で最も重要なイベントの一つに数えられています。最高の季節に、3週間にわたってオーストラリアを代表する街を満喫できる、見逃せないイベントです。
シドニー・シアター(Sydney Theatre)やキャリッジ・ワークス(Carriageworks)、シティ・リサイタル・ホール(City Recital Hall)、シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)など30以上の会場で様々なプログラムが開催されます。
映画上映会やコンサート、バレエ、各種パフォーマンス、セミナーのほか、シドニーの多様な文化を紹介する展示まで、内容は盛りだくさんです。
振付師から伝説的な舞台演出家、歌手や作曲家に至るまで、国際的にも名高いアーティストたちも登場します。
シドニー・フェスティバルでは非常にたくさんのショーが開催されますが、その多くは有料です。
このイベントの起源は、1956年にシドニー委員会が立ち上げたワラタ・フェスティバル(Waratah Festival)にまで遡ります。10月下旬から11月上旬にかけて開催されていたこのフェスティバルでは、パレードや民芸品のコンテスト、美人コンテスト、展示会やショーが催されていました。その後、より大規模に開催しようという機運が高まり、シドニー委員会やニューサウスウェールズ州政府、シドニー市の協力によって、現在のシドニー・フェスティバルが創設されました。
当初はヴィンテージカーのレースやフェイス・ペインティング、犬の訓練のレッスン、中国舞踊などを催していましたが、年月とともにイベントの数が増え、規模がどんどん大きくなっていき現在に至っています。
地元の住民だけでなく海外からの観光客も集まってくるので、フェスティバル期間中のシドニーは大変混雑し、街に近づくのも大変なほどです。
先にも書いたように、シドニー・フェスティバルではたくさんのイベントが開催されています。ですから、ホームページに掲載されているプログラムから好みのものを選んで予約するといいでしょう。

1月の終わりをシドニーで過ごすなら、チャイナタウンで地元の人々と一緒に巳年の始まりを祝うことができます。シドニーの旧正月のお祝いは中国国外では最大規模と言われ、毎年展覧会やパレード、映画上映会、スポーツ大会、朗読会など50以上ものイベントが行われます。
ベルモア・パーク(Belmore Park)での開会式では、中国の食品を無料で試食できるほか、多様な料理を購入することもできますので、ぜひ足を運んでみてください。
中国にルーツをもつ人々が多く住むエリアは、東洋文化の風味や色彩に浸るのに最適な場所です。なかでも、3日間にわたり開催されるチャイニーズ・ニューイヤー・マーケット(Chinese New Year Markets)では、有名シェフから新年を祝うのにふさわしい美味しい料理を学ぶことができます。

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 年齢午年
  • 性別
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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