年末年始営業のご案内
12月31日(火):18:00終了
2025年1月1日(水):全館休業
※各店舗の年末年始の営業についてはフロアガイドよりご覧下さい。

  • 2017.01.24
  • 眠らない街
誰もがニューヨークは眠らない街だと聞いたことがあると思うのでわざわざ言うまでもありませんが、 ニューヨークにはさまざまな夜の娯楽が豊富にあります。
最近流行りの場所が見つかる最も活気ある新興地区は、ミートパッキング地区、ロウアー・マンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジ、ブルックリンのウィリアムズバーグですが、ニューヨークではいたるところに、さまざまなスタイルや予算のクラブやラウンジバー、パブがあります。ここニューヨークで最もスタイリッシュな場所や、ユニークな場所で夜を過ごしたいと思うあなたにぴったりの、お勧めの場所をまとめてみました。
まず、マーキー(Marquee)を紹介したいと思います。
マーキーは伝説的なクラブです。その建築と設計だけでも、ここで夜を過ごす価値があります。この2階建てのクラブのラウンジはガラス張りの壁で囲まれているので、カクテルを飲みながらメインのダンスフロアを眺めることができます。世界的に有名なDJが日替わりで登場するので客層も毎晩さまざまですし、ここはセレブもよく訪れます。

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  ウェブスターホール(Webster Hall)はニューヨークで最も古いナイトクラブのひとつです。複数の部屋がある巨大なダンスクラブで、部屋ごとに異なる音楽が演奏されます。部屋のひとつであるマーリンルームではいつも、DJがロックを織り交ぜながら最新のサウンドを奏でていています。毎週金曜日には地下でバンドの生演奏もあります。メインのダンスフロアのデザインは超モダンで迷路のような階段が他の階に続いています。ここでの私のお気に入りの企画は、通常、隔週土曜日に行われているサーカスナイトです。サーカスナイトの夜も、すべての部屋でDJが音楽を流していますが、それに加えて、建物のいたる所でサーカスの催しが行われます。クラブの常連客が一晩中飲んだり踊ったりしている間、占い師や曲芸師、ピエロ、さらにヘビ使いもそれぞれの出し物を披露しています。私のように特にクラブ好きでない人でも、サーカスナイトは楽しめます。

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グリーンハウス(Greenhouse)もまた、ユニークなクラブです。ここはハウスミュージックが専門ですが、日によってはヒップホップやエレクトロロックもかかっています。このクラブは「環境に優しい」をモットーとし、ソファやアームチェアはリサイクル可能な材料で作られ、壁は竹の茎や葉で覆われています。さらに照明にはLEDを使用し、トイレには節水システムが採用されています。

街と同じように、ニューヨーカーもほとんど眠らず夜遊びを楽しむのが大好きですが、毎日「クラブで夜を過ごす」わけではありません。気軽な外食をしたり、映画を見に行ったりすることもよくありますが、おしゃれをして特別な夜を過ごしたいときは、ルーフトップバーに行きます。ニューヨークにはルーフトップバーがたくさんあり、おしゃれで、流行に応じて絶えず変化している場所です。ニューヨークに来たらぜひとも訪れてください。暖かい夏の夜など、屋外テラスでニューヨークのスカイラインを眺めながら飲むカクテルは最高です。
私の大好きなルーフトップバーは、タイムズスクエアの北にあるアバ・ラウンジ(AVA Lounge)とミッドタウンにある230フィフス(230 Fifth)です。
アバ・ラウンジのメニューには、天然果汁、花やスパイスを組み合わせた絶品のカクテルがあります。このバーのあるビルはさほど高くないないので、周りにそびえたつ超高層ビルの息を飲むような眺めが私は大好きです。

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    230フィフスは、とても人気がありよく混んでいます。この店は2フロアからなり、上のフロアには庭園を思わせるようなとても広いオープンスペースがあります。座り心地の良い長椅子でおいしい軽食や飲み物を味わいながら、日によって違う色で照らされる、歴史あるエンパイアー・ステート・ビルの壮大な眺めを間近で楽しめるのが人気の理由です。

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どの街でもたまたま素晴らしい場所を見つけることがありますが、ニューヨークでは少し歩くだけで、どれにしようか迷うほど多くの選択肢があるので、行き先はいつも決めておいたほうがよいでしょう。
ニューヨークにはまた、「もぐり酒場」と呼ばれる場所があります。看板もなく、入口の見た目からは中に入ろうという気がうせますが、内部は実は最高にトレンディなラウンジバーになっているのです。これらは、1920年代の禁酒法の時代に奥の部屋でお酒を売っていたことにアイデアを得たバーです。こういった場所には当時、知識人や芸術家たちが集まっていました。実際に当時の場所を使っているラウンジもありますが、それ以外の場所もかつての様子をとても上手く真似ています。
これらのもぐり酒場にはドアに看板がないので、あらかじめ場所を知っておく必要があります。店に着いてドアをノックすると、ドアマンが扉を開けてくれます(店によってはパスワードまで求められます)。空いた席がないときはドアマンに自分の電話番号を伝え、後で空きを知らせてもらう場合もあります。ニューヨークで最も有名なもぐり酒場には、入口が(にせの)床屋になっているかなりユニークな店もあります。

さあ、遊びに出掛ける用意はできましたか?

特派員

  • クラウディア・ ディアス
  • 職業ニューヨーク大学教授

私は、ニューヨーク大学でスペイン文学と演劇の教授をしていますが、もともとはカリフォルニア出身です。余暇には長い時間散歩をするのが好きです。ニューヨークでは常になにか新しいものをあちこちで見つけることができるので、それが本当に大好きです。この街のお気に入りの季節は秋です。秋にはセントラル・パークの紅葉が素晴らしく、私の大好きなハロウィーンもあるからです。
私のブログを通してみなさんにニューヨーク市と、私の住むブルックリンに興味を持っていただきたいと思います。また、ここに住む人間の目から見たビッグアップルについての新たな視点を紹介したいと思います。

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