年末年始営業のご案内
12月31日(火):18:00終了
2025年1月1日(水):全館休業
※各店舗の年末年始の営業についてはフロアガイドよりご覧下さい。

  • 2018.02.02
  • 年間の天気について
天気の話は退屈で変わり映えのしない場合も多いことは分かっていますが、皆さんに紹介したいのはビッグアップル(ニューヨークシティ)の天気はまったく予測不可能で、この街の天気の移り変わりは住んでみないことには把握できないということです。ニューヨークで暮らすには、ワードローブの中にレインブーツや冬物のコート、ビーチサンダル、パーカー、水着、レインコートといったアイテムを何でも一通りそろえておく必要があり、極めて臨機応変な対応が求められます。
これらのアイテムすべてを1日で使用することさえあり得るのです!

つい最近、ニューヨークシティは数日間の吹雪に見舞われ、被害はアメリカ北東部全体に及びました。この時期の吹雪は毎年ほぼ恒例ですが、今年はとりわけ激しく、気温が史上最低のマイナス30℃に達し、世界でも取り上げられるニュースとなりました。
今は雪がゆっくりと溶け始めていて、残りの冬やこれから訪れる春にかけて雨が多くなる見込みです。でも、ここでお伝えしておきたいのは、この街はいつだってフルスピードで動いているということです!ニューヨークは白一色に染まっていても美しいですし、この街の極端な低気温や高気温に備えるのは簡単なことではありませんが、行政機関は常に街を非常に効率よく復旧させる準備を整えています。

この街の天気はちょっと独特で、季節とともに移り変わる街並みはとてもきれいです。冬は白く覆われ、春は花が咲き乱れ、夏はぐんぐん気温が上がり、秋はカラフルな紅葉で輝きます。


学者の専門的な定義によると、ニューヨークシティの気候は湿潤大陸性気候で、特に寒い時期は大西洋の影響によって街の湿度は緩和されているそうです。
とはいえ、乾燥した時期や降雨量の非常に少ない時期がそれほどないのは、1年中いつでも雨が降るためです。
常に雨に降られる可能性があるので、多くのニューヨーカーはいつも折り畳み傘をバッグの中に入れて歩いているのが実情です。
それでもニューヨークはどんな季節も魅力的です。春、夏の終わり、秋の始めは快適な気温になることが多く、降雨量はたいてい少ないけれど、公園や緑地は春中、青々と生い茂り、花が咲き乱れます。
夏の夜には雷雨になることがよくありますが、これは天の恵みで、高温多湿な真夏の夜を洗い流し、爽やかにしてくれます。
冬はものすごく寒くて、ひょうを伴う嵐が来ることも珍しくありません。
冬の間はスケート靴をレンタルして、セントラルパークやブライアントパークでアイススケートを楽しむことができます。雪が降っているときに滑るといっそう神秘的で、まるで映画『セレンディピティ〜恋人たちのニューヨーク〜』の世界に入り込んだようです!


ビッグアップルで一番有名なセントラルパークは一面雪に覆われた姿が圧巻ですが、1年中いつでも訪れる価値があります。ここに立ち寄るのは働いている人が多く、夏であろうと冬であろうと、この街の生活の「魔法」を思い出すために帰宅途中にちょっと寄り道して公園を横切って行きます。
11月から3月の終わりまでは、混雑するニューヨークの街路を暖めるほど日差しは強くありませんが、夏は超高層ビルに反射する日光で気温の上昇が加速し、温室効果によってマンハッタンはうだるような暑さになります。
個人的には屋上のバーが人であふれ、公園がイベントで活気づく夏のニューヨークが好きですが、この街ほど偏りのない都市はないと実感しています。天気が助長しているわけではないけれど、この多様性に負けないほど変化に富んでいます!

特派員

  • クラウディア・ ディアス
  • 職業ニューヨーク大学教授

私は、ニューヨーク大学でスペイン文学と演劇の教授をしていますが、もともとはカリフォルニア出身です。余暇には長い時間散歩をするのが好きです。ニューヨークでは常になにか新しいものをあちこちで見つけることができるので、それが本当に大好きです。この街のお気に入りの季節は秋です。秋にはセントラル・パークの紅葉が素晴らしく、私の大好きなハロウィーンもあるからです。
私のブログを通してみなさんにニューヨーク市と、私の住むブルックリンに興味を持っていただきたいと思います。また、ここに住む人間の目から見たビッグアップルについての新たな視点を紹介したいと思います。

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