この街ではイースターはそれほど感動的な祝日というわけではありませんが、他の祝祭日と同じように、子供も大人も楽しめるイベントや、思い出に残る時間を過ごせるイベントが用意されています。
特にイースター休暇はニューヨークを訪れるのに最適な時期です。イースターの季節は春ですが、春の気温は街の散策をいっそう楽しいものにしてくれます。
イースター当日とイースターマンデーによる2連休は、眠らない街を散策する絶好のチャンスです。
多くの人は、イースターと言えばチョコレートでできたウサギと卵を思い浮かべると思います。ニューヨークでもこの伝統はとても大事にされているので、イースターエッグを探す昔ながらの宝探しイベント、イースターエッグハントが毎年、繰り広げられます。このイベントは、この街で子供と一緒にイースターをお祝いする場合には特に外せません。
歴史的に、ニューヨークのエッグハントはセントラルパークで行われていました。ところが、ここ数年は街のあちこちで催されるイベントと、競い合っています。
ニューヨークは常に子供思いの街なので、公式サイトでの事前登録が必要なロックフェラーセンターを会場とした有名なものから、ブルックリンハイツやいくつかの小さな公園、ミュージアムで行われる小規模なものまで、街のあらゆる地区で複数のエッグハントが開催されます。
ブランチはニューヨーカーが最も大切にしている習慣のひとつですが、この街のブランチは文句なくおいしいです。
ニューヨークのイースターブランチは街の大切な伝統なので、体験してみる価値があります。ブランチを体験できるお店の選択肢は山ほどあります。 ブランチの後は、奇抜でカラフルなイースターパレードに参加するのがおすすめです。ニューヨークのイースターのクライマックスで、歴史をひもとけば1800年代にさかのぼります。イースター当日に5番街(パレード期間は車両通行禁止)で行われるパレードの主役は、ニューヨーカーと彼らがかぶるイースターボンネットというすごく変わった形の帽子です。
このファッションショーのようなパレードは、イースターのお祝いとニューヨークの伝統による面白くて、洗練された、おしゃれな装いの場を兼ねています。
もちろん誰でも参加可能で、ドレスアップしなくてもOKです。でも、もし上手にドレスアップしたければ、持っている帽子の中で一番変わったものをかぶって、NYCのイースターパレードで主役を演じましょう。
パレードではジャズバンドが5番街を行進しながら演奏し、多くのニューヨーカーがスウィングのリズムに合わせて踊ります!ジャグラーやストリートダンサーも参加するほか、綿菓子や風船、そしてもちろんホットドッグとフライドポテトを売る屋台も出店します。
これ以外で有名なニューヨークの春のイベントと言えば、タータンデーパレードがあります。誰でも自由に参加してお祝いできる、このいかにもアメリカらしい行事は、スコットランド人と彼らの信条や慣習を称えるために毎年行われていて、伝統的なスコットランドのキルトを身に付け、バグパイプを演奏しながら行進するパレードが見られます。母国から遠く離れて暮らしていても、伝統を忘れたくないすべてのスコットランド人の心を揺り動かすイベントです。 イースター当日は、ハーレムでゴスペルミサがたくさん開かれていて迫力満点です。ハーレムの代わりにニューヨークを代表するカトリック教会、セント・パトリック大聖堂のイースターミサに参列するのもおすすめです。
セント・パトリック大聖堂は5番街にあるので、イースターパレードを眺める場所としてもとても人気があります。私たちがイースターパレードに参加した後、イースターミサに参列したのはまさにこの大聖堂で、スペイン語のミサも行われていました。
以下の写真をご覧ください。