独立記念日は全米中で非常に強く認識されていて、ビッグアップルでは毎年、メイシーズがメインスポンサーとして主催する世界最大級の花火大会でお祝いします。
当日のニューヨークシティは、マンハッタンとその周辺区の公園で繰り広げられるピクニックやバーベキュー、スポーツイベントで幕を開けますが、パーティーのクライマックスはイーストリバーの花火大会がスタートする夜の9時半頃です。
イーストリバー沿いには発射台が6つもあり、花火が夜空を彩ります。この花火大会はあまりに盛大なため、始まると辺りは昼間のように明るくなり、カラフルな花火に照らされたとブルックリン橋やマンハッタンの街並みは本当にきれいです。
座ったり、立ち見したりする場所を取るためにみんな早くからやってきますが、通常、川岸で場所を確保するには午後の早い時間帯に川まで来ておく必要があり、ブルックリンパーク内を狙うならなおさらです。
花火大会を楽しむための選択肢は他にもいくつかあります。例えば、ディナー(通常さまざまなコース料理があります)やオープンバー、DJセットがついているクルーズを利用することもできますし、そこそこの食事の付いた有料ボートに乗るという手もあります。より観光客向けの選択肢は前者で、ディナークルーズに比べて安上がりの後者は地元の家族連れがよく利用しています。
独立記念日を丸ごと1日体験してみたい人には、タイムズスクエアを眺めながらバーベキューをし、ロウアーマンハッタンのバスツアーに参加し、最後にクルーズ船でビュッフェディナーと絶景の花火を楽しむ方法もありますが、やはりこれはとても観光客的なお祝いの仕方です。
船以外の高価な選択肢としては、エンパイアステートビルの80階で開催されるディナーとオープンバー付きのプライベートレセプションに出席してから、86階の展望デッキで一生に一度といっても過言でないような花火観賞を堪能する方法もあります。
毎年7月4日になるとコニーアイランドのビーチは海で泳いだり、ルナパークのアトラクションに乗ったり、地元の水族館を見に行ったりして楽しむ若者と家族連れで大にぎわいとなります。遊歩道を散歩するのはおすすめで、海沿いではたくさんのライブミュージックのブースや屋外のダンススペースがあり、ストリートアーティストや子供向けのアニメキャラクターによるパフォーマンスも披露されています。
また、ネイサンズのホットドッグ店で毎年行われるホットドッグ早食い選手権に足を運び、経験豊かな「ホットドッグの早食い選手たち」が優勝目指して競い合うエキサイティングなレースを眺めるのも楽しいです。ちょっとうんざりさせられますが、1度見てみるのも面白いですよ。
7月4日は花火だけでなくBBQの代名詞でもあります。
バーベキューという単語(後にBBQと略されるようになる)は今では英語にもなっていますが、その歴史は伝説に包まれています。
その伝説によると、スペインの探検家がカリブ海で現地部族の非常に特殊な調理法を目撃しました。彼らは薪の上にコンロを置き、その上で肉をあぶっていたのです。この方法には肉をじっくりと焼くだけでなく、食べ物を野生動物から遠ざけるというメリットもあり、現地部族はこの焼き台を「バルバコア」と呼んでいました。
というわけで、どうやらアメリカの典型的なBBQはカリブ海生まれということになりそうです!