ダンディヤ・ラースはインドで最も広く知られたダンス・スタイルのひとつです。もともとはグジャラート州で生まれた伝統的な民族舞踊です。おりしもナヴラートリの時期、9つの夜（ナヴ＝9、ラートリ＝夜）のフェスティバルが始まりました。


女神が悪に対して、ポジティブがネガティブに対して収めた勝利を象徴するこの祭りは、インド全域の各州で催されます。祝祭は9日間にわたって夜に行われます！


男女ともに身に着ける伝統衣装は、カラフルで、豪華で、どっさり刺繍が施されています。縫い付けられた小さな鏡が煌きます。女性は美しい宝石で身を飾ります。エネルギーが充満し興奮が溢れる夜です。それは人々の顔にも表れています！ 


ダンディヤ・ダンスの大切な小道具は竹の棒です。ダンディヤ・スティックと呼ばれるこれらの棒は彩色を施され、カラフルに装飾されています。踊る人は両手に1本ずつダンディヤ・スティックを持ち、音楽のリズムに合わせて打ち鳴らします。この夜は何千人もの人が参加し、インドだけでなく、世界中の国からやってきた人々も見受けられました！



私たちがリズムに合わせてダンスを楽しんでいる間、エネルギッシュなリズムと歌を提供してくれた人たちに感謝しなくてはなりません。ドラムの演奏と歌手のためにステージが設けられ、映画で使われた歌、フォークソング、神に捧げる歌が演奏されました。ダンディヤの音楽ではドラムが中心的な役割を果たすので、たくさんのドラムとその他の打楽器がずらりと並んでいました。


ダンディヤは大人だけが楽しむ夜ではありません。子供達もお祝いに参加していました。大人と同じようにエネルギッシュで、それぞれに小さなダンスのグループを作って楽しんでいるようでした。この夜は子供達が楽しめる催しもたくさんありました。  


それだけではありません！　踊り疲れてお腹が空いても、ご心配なく。何千人もの人が踊るダンス・フロアとほぼ同じくらいの巨大スペースが、食べるためだけの空間として用意されているのです！　ちゃんとした食事からファン・フード、スナック、アイスクリーム…思いつくものは何でもあります。フードコートにはインド南北の各地の料理がありました。イタリア料理もありましたよ！


ダンス・ナイトも終わりに近づく頃には、お腹も満たされ、ハートも楽しさでいっぱい。文字通り何千人もの人々と出会い、踊り、幸せを分かち合うのは素晴らしい体験でした。