バンガロールでの初めてのカーニバルは、街の一番にぎやかな通りであるMG通りで行われました。バンガロールの中心街にあるこの通りは、カーニバル開催にあわせて終日通行止めになりました。バンガロールの人々はこういった一風変わった楽しいイベントが大好きで、その日もやはりみんな盛り上がってカーニバル会場に集まりました。イベントは日曜日に行われたので、家族ぐるみの行事となり、子供たちもカーニバルに参加しました。カーニバル会場はMG通りの端から端までで、車両の進入を防ぐためにバリケードが置かれ、警備態勢が敷かれました。カーニバルは午前11時ごろから開始され、夜まで続きました。カーニバルでは、アートやダンス、フリーマーケット、フードコート、絵画展、子供の遊び場などが企画され、そのすべてが実現されました。
カーニバル会場に足を踏み入れると、フリーマーケットの屋台が軒を連ねていました。マーケットにはあらゆる種類の店があり、服や絵画、仏像なども売られていました。これらの店に共通して言えることは、すべて手作りで品質が高いということです。服などは純綿製でした。フリーマーケットには、新鮮なトロピカル・フルーツやフルーツ・ジュースの店もあり、ジュースを買ってすぐ飲むことができます。手作りのジュエリーを売る専門店もありました。その店のジュエリーはすべて、環境にも大変優しいジュート(黄麻)で作られているものでした。
フリーマーケットを通り過ぎると、次はキッチンカーが立ち並んでいました。しばらくショッピングをして疲れたら、このキッチンカーで手軽に食事ができるというわけです。軽食からメイン料理までさまざまな料理を提供しているキッチンカーがあり、人々の胃袋を満たしてくれていて、ほとんどのトラックの前には行列ができていました。人々が大いに楽しんでいるということは、これでもうお分かりですよね。
次に出てきたのは、MG通り全体の両側に並ぶ巨大なアートギャラリーです!市内のみならず全国からも集まったアーティストたちが、大勢の見物客に見てもらおうと自身の作品を展示していました。それぞれ独創的で、珍しいコンセプトの絵画も並べられていました。さらには、ドラム演奏者たちが集結して演奏している場所もあり、観客は陽気に盛り上がっていました。この日はバンガロールの人々みんなにとって記念すべき日となりました。バンガロールの街で最も有名な通りで食べ物やアート、文化などをまとめて体験することができ、このようなカーニバルを定期的に開催してほしいとみんなが願うなか、カーニバルの幕が閉じました。