先ごろ、第11回のエアロ・インディアがバンガロール市で開催されました。この大規模な航空ショーの動員数は、年々すごい勢いで膨れ上がっていて、今年度は実に数十万人もの来場者が、圧巻の光景をその目で見ようと市内を訪れました。航空ショーは、バンガロールにあるインド軍空軍基地で5日間にわたって開催されました。計72か国が集まったこのショーにはインド国内から270社、世界中から279社の企業が出展し、息を吞むほどエキサイティングなイベントを共に盛り上げていました。
今回このショーに初参加となったのが中国です。中国人民解放軍の空軍5名からなる代表団が、中国から派遣されて来ていたのです。ショーの内容は、高まる期待を胸に抱いて詰めかけた入場者を大いに満足させるものでした。轟音を立てて上空を舞う飛行機の曲芸に、誰もが驚きの声を上げていました。ショーの演出はまさにスリル満載。戦闘機が披露した数々のアクロバットの中には、空中での静止飛行というすごい技もありました。ヘリコプター、輸送機、戦闘機はもちろん、私たちが名前しか知らないような様々な航空機も、この日ばかりは誇らし気なその雄姿を拝むことができたのです。
観衆はただただショーの曲芸飛行に魅了されるばかりでした。宙返り、そしてあわやクラッシュかと見せかける場面では観衆も騒然。素晴らしいショーの中でも特に個人的に好きだったのは、曲芸飛行をしている機体の上で、さらに数名の女性が離れ業を繰り広げるという演出です。文字どおり心臓が飛び出すほど興奮してしまいました!