かの有名なブライトン・ビーチは大粒な石ころの浜辺で、海の中も石ころが敷き詰められています。ビーチ沿いにはバー、レストラン、カフェが軒を連ねています。
晴れた日に、面白い本を持ち込み、友達やカモメに囲まれながらフィッシュ・アンド・チップスをつまんで、ビーチで横になるのは最高の幸せですし、暖かい日には世界中から訪れる人たちと一緒に、海に飛び込むことだってできます。
最高の天気に恵まれたビーチでの一日を締めくくるのにうってつけなのが恒例のバーベキューです。
日没後の午後6時を過ぎると、香ばしい煙が懐かしい思い出を運んできます。
この街はビーチのそばでバーベキューのレンタルサービスを提供しているほか、食べ終わった食品を入れる特殊なコンテナまで完備しています。
ブライトン・ビーチ
スポーツが好きならサーフボード、カヤック、その他のさまざまなビーチスポーツやウォータースポーツなど、盛りだくさんのウォーターアクティビティを思う存分楽しめますし、週末には夜までパーティーが繰り広げられます!
学生、観光客、地元の人、大都市から逃れてきたロンドナーが、息抜きや、バラエティーに富んだナイトクラブで夜を過ごすために、このビーチに押し寄せます。
一番内陸部でも海から110kmも離れていないこの国で、ブライトン・ビーチは間違いなくイギリスでNo.1の人気を誇る海辺のリゾート地です。
ブライトンは海辺のリゾート地というだけでなく、美しい自然と豊かな芸術・文化をいっそう充実させようとしています。
これらの絶妙な組み合せのおかげで、こんなにも魅力的で興味深い街となっているのでしょう。
ブライトンは小さな漁村で、ロイヤルファミリーに愛されるまでは注目されることもありませんでしたが、すぐに関心を集めるようになりました。
ロイヤルファミリーがブライトンでの暮らしを気に入るようになった18世紀、街とその沿岸部はきらびやかなロイヤル・パビリオンをはじめとする、フランスやアジアのスタイルを取り入れた荘厳な宮殿で彩られるようになり、漁村は海辺のリトルロンドンに変貌しました。
ブライトン・ドーム
しかし、ブライトンは本質を見失うことはありませんでした。イングランド貴族だけを排他的に迎え入れるのではなく、イギリス全土や外国からの訪問客が休暇に利用できるオープンなリゾート地へと発展を遂げたのです。
学生、観光客、大都市のストレスから逃れてきたロンドナーが、ブライトンの住民に混じって穏やかなひとときを求めようとやってきました。
夏はブライトンに数多く立ち並ぶマーケットの屋台を見て回るのにぴったりの季節です。グルメイベントもたくさん行われるので、イギリス内外の食べ物を味わうことができます。
ブライトンはとても寛容な街として知られています。それは毎年8月にゲイ・プライド・パレードを主催するイギリスのゲイ・キャピタルであるというだけでなく、若者や国際色豊かな人々を受け入れているからです。
ロンドンはキャリア志向の野心あふれる若者を惹きつけますが、ブライトンは生活に喜びを見いだすことを求めるアーティストやアスリートのための場所なのです。
この街で開催される有名なお祭りのひとつにブライトン・フェスティバルがあります。街中が音楽、演劇、映画、その他もろもろの芸術で埋め尽くされる春のイベントです。
毎年、何千人もの留学生や観光客を受け入れるためには、世界各国からの人々が大きな不安やストレスを抱えることなく到着できる、優れた公共交通機関が不可欠です。
ブライトンはガトウィック空港から電車で30分かかりませんし、ロンドンからもたった50分の距離です。
ブライトンの永住者は街と周辺地域の保存にとても熱心です。議会で環境政党の主導者が選出された初の都市であることも偶然の産物というわけではありません。
この街は国際色豊かな雰囲気で有名ですが、そのグローバルマインドとイングランドの伝統的な側面を絶妙に融合することに長けていることでも知られています。
ビーチに出かけて最高のフィッシュ・アンド・チップスを食べたり、午後に仲間と昔ながらの紅茶を飲むことが、いまだに可能なのです。
桟橋(ピア)を歩けば、イングランド全土からやって来た家族連れが、この海辺のリゾート地を楽しんでいた時代にタイムスリップできますよ。
ブライトン・ピア