ハイドパークで開催されるウィンター・ワンダーランド・フェアは無料で入場でき、曲芸、ショー、観覧車などを含む楽しいゲームやアクティビティが盛りだくさんなので、特に家族連れにおすすめです。
ウィンター・ワンダーランド
マーケット
ビクトリアン・ハイドパーク・オーケストラ(Victorian Hyde Park Orchestra)が毎晩演奏するメインステージの周りには、美味しいものをそろえた大規模なマーケットもあります。
フェアでは雪と氷の彫刻を眺めたり、高度な技術を持つスケーターが披露するエキサイティングなアイススケートショーを鑑賞することもできますが、冬のロンドンのお楽しみはもちろんこのフェアだけではありません!
ロンドナーの中には幸運にも起業していたり、そうでなくてもとにかく裕福な人がいて、1年の最初の数カ月のロンドンは気が滅入ると言って、冬の最も寒い(しかも最も雨の多い)時期はこの街から脱出することを選ぶケースもよくあります。
しかし、これは真実とはほど遠い意見です!
実際には1~2月のロンドンは、この時期に訪れようとする観光客がほとんどいないことと、この時期に海外に出かける地元住民がかなり多いという理由から普段よりずっと空いています。
とはいえ、夢のようなクリスマスシーズンが過ぎ去ってしまったこの街はちょっと退屈かもしれないと皆さんは疑問に思っていることでしょう。
でも、その答えはノーです。なんといってもロンドンは止まらない街ですからね! 事実、私はまったくそう感じていませんし、1年の最初の数カ月のロンドンは夢のようだと思っています。
第一に、クリスマス休暇が終わると物の値段が下がるのでショッピングには最高の時期です!
1年のこの時期、ロンドンはセールやディスカウントとうまく調和していて、どの地区でもあらゆる買い物客の予算に応じて最高の選択肢を提供してくれます。
ロンドンでは1~2月にルミエール・フェスティバルも開催されていて、大勢の国際的アーティストが制作した光の作品によって街が埋め尽くされるほか、毎年違ったサーカスが市の中心部周辺のさまざまな会場に誘致されます。
はやりのイベントが毎日開催されるロンドンですが、サーカスは長年続いている伝統であり、サーカスが街にやって来ると地元の人たちは必ず見に行きます。
今年は見応えのあるシルク・ドゥ・ソレイユが来るので、この公演を見に行くことはMust-Do リストに並んでいるはずです。
会場となっている美しいロイヤル・アルバート・ホールでは、空中に飛び上がり、観客の頭上を舞う曲芸師やダンサーの並外れたパフォーマンスを鑑賞できます。
ロイヤル・アルバート・ホール
本好きなら、一番寒い冬の時期は居心地のよい個人経営の小さな本屋で過ごすのもいいでしょう。1年でもこの時期は必ず商品が値引きされるうえに、「著者と会える」イベントも行われます。
メリルボーン地区のドーント・ブックスには、どんな旅行好きをも惹きつける大規模な旅行書コーナーがあるので、市の中心部にある行きつけの本屋のなかでも特に気に入っています。
誰もが知っているわけではありませんが、ロンドンの多くの博物館は入場無料なので1年中混雑しています。しかし、1年の最初の数カ月にあたるこの時期は入り口にできる行列は通常の半分(行列ができないことも多い)ですし、展示室もほぼ貸し切り状態なので学ぶにも見て回るにも理想的で、博物館やアートギャラリーを訪れるにはうってつけです。
ロンドン博物館
それでもまだ疑いを捨てきれない人のために提案できることがあるとすれば、冬の寒い時期は暖を取れる昔ながらのイングリッシュパブを探すのが一番だということです。
ロンドンには至る所にパブがありますし、凍るような雨の日には居心地のよい心温まる雰囲気に包まれたイングリッシュパブに勝るものはありませんからね!