ロンドンの国際ピローファイトデー
ロンドンの国際ピローファイトデーが今年もやって来ました。これは正にその名のとおり、屋外で開催される大規模な枕で叩き合う(ピローファイト)大会です!
7回目を迎えたこのイベントは、アジアからアメリカまで世界中の多くの都市で行われていて、オックスフォードやマンチェスターなどロンドン以外のイギリスの市町村でも開催されています。
でも、ピローファイトといえばやはりロンドンです。集客数が多いうえに、大会後は参加者全員で街を掃除することを市が定めているくらいですからね。
このイベントには、よりよい市民づくりだけでなく参加者同士の交流を促進するねらいもあるのです。
ピローファイトデーの戦場は当初からずっとトラファルガー広場です。
所要時間はたいてい1時間ほどで、参加者は枕を持ってわくわくしながら広場へ向かうだけで良いのです(もちろん、セキュリティチェックを受けてから)! なお、皆さんの安全を守るため以下の注意点を覚えておいてくださいね。
1)クッションは人を傷つける場合があるので、枕カバーを持参する。
2)攻撃するときは力を加減する。武器が枕とはいえ、他人を傷付けるリスクあり。
3)カメラを持った人を標的にしない(カメラは持ち込み禁止なので、持っている人はイベントを記録するために公式に派遣されている人です)。
4)イベント終了後は自分の枕を持ち帰る。
5)戦闘終了後の掃除用にゴミ袋を持参する。
トラファルガー広場のゲームフェスティバル
春にロンドンで行われるファンキーなイベントとしては、トラファルガー広場や市内のさまざまな場所でいろんなゲームに参戦できるトラファルガー広場のゲームフェスティバルもあります。ロンドン市内30カ所で40を超えるイベントが消費者、ファン、商用事業者向けに開催されます。
トラファルガー広場にはロンドンゲームフェスティバルの開始に合わせて超巨大なモノポリーも登場します。
モノポリーの大きな箱にはそれぞれとっておきの情報が詰まっていて、イギリスのテレビゲーム史上の面白い、ちょっと変わった豆知識を知ることができます。 巨大なボードには通常のゲームと同じように駅や監獄、短い路地、公園もありますが、サイズは約16m四方でナショナル・ギャラリーに向かって広がっています。駒もサイコロもカードもとにかく大きいので、他の人にぶつかったり、ズルをしたりせずに2つのサイコロをうまく転がすのはやりがいがありますよ。
イベントに使用されるトラファルガー広場
ロンドンマラソン
ロンドン屈指の待望のアウトドアイベントのひとつは、なんといっても毎年4月の終わりに開催されるロンドンシティマラソンです。
ヴァージン・マネー・ロンドンマラソン(ロンドンマラソンの正式名称)はイギリスの有名な2人のマラソン選手、ジョン・ディズリーとクリス・ブラッシャーのアイデアから生まれました。彼らの尽力と初回スポンサーの資金援助によって1981年に開催にこぎ着けたこのマラソン大会には、7千人を超える出場者と数千人の観客が集まりました。
2人のアスリートのねらいは、イギリスのスポーツ基準を向上させる大きな国際イベントを推進するとともに、ロンドンのレクリエーションスペースを改善するための資金集めをすることでした。
その後、ロンドンマラソンは規模が拡大して人気も高まっており、最高の視聴率を誇るスポーツイベントのひとつとして世界150カ国以上でテレビ中継されるまでになりました!
素晴らしいチャリティーイベントでもあり、出場者の4分の3以上がチャリティー目的で参加していて、この15年間で750を超える慈善団体を支援してきました。
ロンドンマラソンの運営組織は管理が行き届いていて、マラソンルートには水や栄養ドリンクとともに軽食が用意され、シャワー設備も完備されています。 ルート沿いに複数の救護施設もあります。
ロンドンのランナーに利用されるハイドパーク