ロンドンのような都市のトレンドをたった1本のブログ記事で紹介するのは簡単なことではありません。実際、イギリスの首都のファッションだけを専門に掲載するブログや雑誌もあるくらいですからね。
この街には中心部だけでも約900万人が暮らしています。
郊外まで含めると、ここで生活や仕事をする人の数は合計1,500万人程度と推定され、不規則に広がる都市のあらゆる特徴を浮き彫りにしています。
人口は年々、急増し続けています。
その理由は明白で、ロンドンは歴史と魅力のあふれる美しい街であるとともに、最高水準の雇用機会に恵まれていて、5つの空港のおかげで世界中からアクセスしやすく、観光スポットも盛りだくさんです。
世界最高のファッション専門学校には世界中の優れたファッションデザイナーが集まっていますし、世界トップクラスのアパレルブランドのヨーロッパ本社もあります。最後に重要なことを付け加えると、ロンドンはヨーロッパのアーバンスタイルとパンクスタイルの中心地ですが、多くの文化や民族性が融合されたスタイルを見ることができます。
アバンギャルド、革命的、異端児。ロンドンがファッションの中心地となったのはファッション・ウィークが誕生する前からで、インスタグラムで活躍するトレンドセッターやインフルエンサー、ユーチューバーもいない時代です。最もクールなクラブや最高のロックバンドの本拠地であるイギリスの首都はトレンドを発信し続けていて、ロンドンのファッションスタイルは誰もが認める存在であり続け、インスピレーションの源となっています。
興味本位で調べてみたところ、この街で今流行っているものが分かったのでご紹介します(ガールフレンドと友達に協力してもらいました)。
- サテンのスカート
黄色、緑、白、ピンク系全て、または抽象的なモチーフがプリントされた、光沢のあるフレアースカート。ハイウエストレギンスとブーツ、またはスニーカーと組み合わせます。
- べっ甲のアクセサリー
ヘアクリップから90年代に大流行したカチューシャまで、ロンドンではべっ甲のアクセサリーが大流行。フープイヤリング、ブレスレット、ベルトバックル、サングラスのフレーム、バッグなど。
- キャメルコート
70年代のフェイクファーコートに代わる選択肢であり続けているキャメルコート。ダブルブレストかウエストで結べるベルト付きタイプの、少し大きめのベージュのコートは、エレガントなアウターとしてジーンズやイブニングドレスとの相性も良く、オフィスにもぴったり。
- ウィンターブーツ
最近のロンドンの女性にとってなくてはならない存在と言っても過言でないかも。低い気温の影響により、イギリスの首都ではウィンターブーツが人気で、冬の大流行アイテムになっています。ラバーブーツやコンバットブーツなら普段使いにも最適。
ロンドンの大半の女性は、暇な時間を読書や音楽鑑賞、ネット検索と同じくらいショッピングに費やしているとされています。
調べてみたら、2週間にわたる各ファッションショーの期間だけで平均1億ポンド(約140億円)以上も消費されていることが分かりました。
グローバル・ランゲージ・モニターが集計した世界ファッション都市ランキングでは、ロンドンが2年連続で首位となり、イギリスのファッション業界で働く人は90万人を突破している模様で、芸術系、創造系における被雇用者数が最大の業界となっています。
イギリスの消費者は年間で約500億ポンド(約7兆円)を衣類に費やしていて、ロンドナーの多くは自分の身に付けるものや、ファッションブランドの選択にこだわりを持っています。
ファッションに情熱を注いでいる人は、ロンドンは世界一リッチで金遣いの荒い街と覚えておくといいですよ!