自宅でやる場合は屋外も含まれることがありますね。
この二つを組み合わせて、屋外を自然のジムとして活用できれば面白いですし、特に有酸素運動には効果的だと思います。
予防策をきちんと講じていれば、コロナウイルスに気をつけなければならないこんなときでも、寒い季節でも、屋外でのトレーニングは今でも可能、トレーニングで得られる心身のメリットをぜひ活用しましょう。
さて、トレーニングのメリットはたくさんあります。
・自然光や直射日光で気分が改善され、免疫系に良い(ビタミンDの必要量が摂取できるから)
・新鮮な空気は肺機能を活性化し、心が目覚めてより元気になるのを手助けする
・周囲の風景が変わり(ここロンドンの都心だけであっても)、オープンな空間にいることで、世界に、そして自宅の塀や今いる安全地帯の向こうの世界に対して(精神面だけにとどまらず)開放的になれる
・気温が低いと消費エネルギーが増え、カロリーの消費も増える
屋外で体を動かすと、自由な気分も少しばかり取り戻せて、やる気をもって運動にチャレンジできます。屋外でトレーニングをしたい人にとって、冬の時期は厳しい季節なのです。
寒くてあまりよくないお天気だと、体の弱い人や屋外でのトレーニングに慣れていない人にとってはやる気をなくす原因になることがよくあり、気温が低いとみなさんトレーニングを中止することが多いのですが、なかにはお天気に出鼻をくじかれて家にいることにはしたものの、家の中でフィットネスに励む人もいますし、怠惰な気持ちに完全に負けてしまう人もいます。
太陽が雲に覆われているから、雨が降るから、雪が降るから…正当ないいわけにできるものは常にあります、特にここイギリスでは!
大勢の人が、風邪をひいたり季節的な病気にかかったりするのを怖がっています。今年は特に、運動中に汗をかいて体が冷えたり濡れたりしないように、適切な服装をすることが大切です。
要するに、こうした条件をすべて考えると、専門家は冬に屋外でトレーニングすることは勧めないと思ってしまいがちですが、実は専門家が勧めているのはその正反対。
気温が低くて条件が悪くても、正しい予防策を講じていれば、屋外トレーニングはいつでも体に良くて、冬でもお勧めだそうです。
では屋外トレーニングで私がお勧めできる一番目、往来のある場所やスモッグから離れた緑の多い場所を選びましょう。
緑は安全や安心感を象徴する色で、感覚として自己肯定感を刺激します。
次に、専門家のパーソナルトレーナーに頼ることをお勧めします。専門家はあなたに何が必要かをうまく聞きだして、あなたに合ったトレーニングを用意してくれます。ランニングを始めたい人には特にお勧めです。
専門家のアドバイスが得られないなら、かわりにウォーキング、特に早足で歩くのが良いでしょう。
とはいえ、トレーニングで一番大切な筋肉は心臓であることを考えると、有酸素のトレーニングが一番です。
過度なトレーニングは避け、一週間に屋外に出る回数やトレーニング時間などを徐々に増やしていきましょう。
有酸素作業能力を挙げるためにはインターバルトレーニングが望ましく、よく考えられたスケジュールによる運動は効果的だと思います。
有酸素運動を含めた良質なウォームアップ(全身の体温を上げるため)からトレーニングセッションを始めて、その後、行う競技に特化した関節可動域のエクササイズと部位の運動を一緒に行います。
体の筋肉を温めるのは冬ならではの大切なポイントであり、事実、私たちのトレーニングにも有効で、運動能力を高めてくれます。さらに体温の変化に伴い、基本的な生化学プロセスが活性化されて、パフォーマンスが最適化され、収縮の質と筋力が向上します。
冬は、運動そのものより準備運動に多くの時間をかける必要がありますが、これは確かに外界の温度が低いからなんですね。
また、スクワットやジャンプ、ランニングは複雑な競技にも欠かせません。こうした競技では筋肉の協調的な動きをかなり必要とし、走ることが多く、体全体を使わなければならないからです。
重要なのは汗をかくことではなく、けがのリスクを予防することとベストな形でトレーニングセッションに取り組むことです。
また、自分の体に耳を傾けることも大切です。私のトレーナーは、トレーニング中の一番のアドバイスは、自分の体が伝えてくるメッセージに従ってトレーニングのペースを落としたり上げたりすることだ、と言っています。
一日一日、条件は違いますし、どの瞬間も一度きり、その日の運動のパフォーマンスも然り。
私たちはアスリートではありませんが、アスリート同然と考えて自分のトレーニングのパフォーマンスをベストにもっていかなければなりません。
現在、私は来たるべき夏に備えて引き締まったボディになるべく、ハードなトレーニング中です。何か新たな始まりになるといいなと思っています。健全な精神は健全な体に宿ると諺でも言っていますし、それにこれは今の私たちみんなが必要としている屋外に出る一つの方法ですからね。
私が普段ワークアウトしている緑地