年末年始営業のご案内
12月31日(火):18:00終了
2025年1月1日(水):全館休業
※各店舗の年末年始の営業についてはフロアガイドよりご覧下さい。

  • 2018.06.01
  • アドベンチャーパークで自然と戯れよう
気温が少し高くなってくると、週末の日中だけでも暑さから逃れたくなるもの。
ジェノヴァからちょっと車を飛ばした場所にある素晴らしいアドベンチャーパークでは、涼しい山の木々の中、アクロバティックなコースを選ぶことで大いなる冒険が楽しめます。
今年の4月末にアドベンチャーパークが営業を再開した日、ジェノヴァ周辺の山々では、老いも若きもこぞって感動と幸せの空気に包まれました。
今どきのイタリアではもはやトレンドとも言うべきアドベンチャーパークは、家族連れや友人グループ、カップルなどあらゆる人々が週末に出かけるほど大人気。誰もが夢中になれる催しが盛りだくさんのアドベンチャーパークですが、今季リグーリアのパークでは、さらに新しいアトラクションがたくさんお目見えして、まさにワクワクものなのです。

このパークには9つのルートがあり、木々の間に60以上の踏み台が吊り下げられ、またたくさんのアクティビティも用意されています。ベンチや展望台、テーブルはもちろん、新たにバーベキューエリアとピクニックエリアも完備し、大自然の中で1日中過ごせる公園として、このたび完全リニューアルを果たしました。新しくできたアトラクションの目玉は、木の間に吊り下げられたものすごく高いチベット式吊り橋と、息をのむような絶景が見渡せる丘陵のスロープです。

秋になると一般向け営業をクローズし、春に営業再開するアドベンチャーパークが多いのは、アトラクションで遊ぶために適した気候条件があるからですが、このパークに限れば年間を通して特別営業も行っており、冬のアクティビティも用意されています。


アドベンチャーパークのチベット式吊り橋

これらのアドベンチャーパークが、自然の中を歩きながら遊べる新しい空間として人気を博しているのは言うまでもありません。
この地域の委員会は、アドベンチャーパークの周囲にある自然に恵まれたエリアの振興を主眼とした基金も設立しました。地域一帯の歩道の維持と発展をはかり、ハイキングやトレッキングといったアクティビティを活性化するためです。


アドベンチャーでアドレナリンが出る

このアドベンチャーパークのアクロバティックコースは、スポーツの分野でも話題になりました。これは、クライミングやハイキングといった異なるスポーツの技術との融合と言えるもの。夏だけのスポーツと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
アドベンチャーパークとアクロバティックコースは、ウィンタースポーツとしても楽しめます。エアロビクス要素の強いアトラクションだって、晴天の日を除けば冬の間も遊ぶことが可能です。というのも、何らかのアクティビティをこなせば自ずと体温が上がりますから、たとえ雪が降る日でも、アクロバティックコースに挑戦できる服を着ていれば十分に暖かくなるのです。雪に覆われた森の中という、特殊で非日常的とも言える空間で遊ぶすばらしい体験ができることも、大いに注目される点だと思います。

リグーリア州のアドベンチャーパークではこの他に、自然に入り込むサバイバルパッケージのようなスペシャルプランもあります。
このパッケージでは、丸2日間、いわゆる文明社会と距離を置いて日常のストレスから解放されます。この経験で重要なことは、自然と争うのではなく共生すること、そして非常事態において助けてくれるのは自然だけであることを理解することです。人体が身を守るために自ら発熱するなど、すべての資源は自然の中にあり、必要な時には自然こそが私たちを生かしてくれているということを学べます。
サバイバルコースの体験は、きわめて特別な内容です。グループを組んで水や食料を採集しながら森の中を歩き、夜には仮設シェルターで火を囲みながらみんなで食事を分け合います。
その体験を通して、道具や避難所、武器、食器、単純な建造物を作ること、木や石の使い方や加工方法、材料の扱い方、原始的な調理方法といったサバイバルのための技術を学ぶことができるのです。

特派員

  • パトリツィア・ マルゲリータ
  • 職業翻訳、通訳、教師

生まれはイタリアですが、5ヶ国語が話せる「多文化人」です。米国、ブラジル、オーストラリア、フランス、イギリスで暮らし、仕事をした経験があります。イタリアと米国の国籍を持っていますが、私自身は世界市民だと思っています。教師や翻訳の仕事をしていない時は、イタリア料理を作ったり、ハイキングをしたり、世界各地を旅行したり…これまで80カ国を旅しましたが、その数は今も増え続けています!

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