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  • 2023.07.06
  • ブログ リグーリア – アウトドアの楽園、フィナーレ・リーグレ
フィナーレ・リーグレは、リグーリアで私が大好きな場所のひとつ。それなのに、まだこのブログで取り上げたことがなかったので、今回はこの素敵な町をご紹介しようと思います。
ここでは、美しく広大な砂浜以外にも、冒険にもってこいの洞窟や絵のように美しい壮大な景色、ぜひとも参加したい伝統的なイベントなど様々なアクティビティを楽しむことができます。
緑豊かな自然に囲まれたフィナーレ・リーグレは、1年の大半が温暖な気候に恵まれることも相まって、アウトドア好きにはうってつけの場所です。
ダイビングやセーリングなどのウォータースポーツから、雄大な景色を望むのどかなハイキング、マウンテンバイクでの坂下り、フリークライミングやパラグライダーまで、ここではありとあらゆるスポーツを楽しむことができます。


フィナーレの教会と広場

フィナーレ・リーグレを構成する3つの都市のひとつ、フィナルボルゴは、かつては独立した自治体でしたが、フィナーレ・ピア、フィナーレ・マリーナと合併して、今日のフィナーレ・リーグレとなりました。
イタリアの風光明媚な村々の中でも特に美しいこの村には、ハンドメイドの工芸品や地元名産品を販売する小さいながらも素敵な店やクラブが立ち並び、活気に溢れています。狭い路地を散策するのはとても楽しいですし、村一番の景色を望みたいなら考古学博物館の入り口へと続く丘に登るのがおすすめです。頂上からは、立ち並ぶ家々や海を見下ろすことができますよ。なかなか骨の折れるハードな道のりですが、挑戦する価値はあります。


頂上からの眺め

この地域の素晴らしい点は、広大なビーチや大自然に加えてローマ時代の橋、アートや歴史に満ちた村々、洞窟が多く地中海性植物が生い茂った高原がほんの数キロの範囲に存在し、さらに都市で必要なサービスのほとんどが整っていることです。
また、内陸部の高原にはたくさんの洞窟やトレイルもあるし、フィナーレとノーリ(海沿いにあるもうひとつのかわいらしい村)の間にある地質学的地域の一部には手つかずの自然が広がっています。
ここはまさに、アウトドアの「小さな楽園」。サイクリングコース沿いには野菜畑とブドウ畑が広がり、澄んだ海水を擁するフィナーレ・リーグレのビーチは毎年「ブルーフラッグ」に認証されています。
ブルーフラッグとは、イタリア国内で最も美しく透明度の高いビーチなどに与えられる国際認証制度です。

フィナーレ・リーグレにはサイクリングもハイキングも楽しめる散策路が何百とありますが、中でも抜きんでて素晴らしいのが、驚くほど美しい海の眺めを望むペレグリノ・トレイル。このトレイルからは、湾を見渡すオリーブ畑に囲まれた古代のラバの道や、中世の宝、サン・ロレンツォの小さな教会も見ることができます。この教会はメインルートからは少し外れますが、迂回してでも訪れる価値のあるところです。
2時間ほど歩けば多数の鍾乳石や石筍を擁した洞窟が現れ、その近くには青銅時代に作られた巨石遺跡も見ることができます。
広大な草原が広がるピアン・マリーノ高原にも簡単にアクセスできるし、このエリアにはクライミングに挑戦してみたい人にぴったりの、イタリア国内で最も手軽で設備が整った小さな崖もあります。
モンテ・クッコ周辺にはクライミング初心者や子ども連れの家族でも楽しめる崖だけでなく、上級クライマー向けのアドレナリンを放出させるような絶壁も多数存在します。
つまり、フィナーレ・リーグレとその周辺エリアはクライマーたちの憧れの地で、初めてクライミングに挑戦するビギナー向けの場所から、絶景の中でクライミングを楽しめる、海を見下ろす絶壁まで揃っています。


断崖でのクライミング

ここは家族で自然体験を楽しむにも最適の場所です。フィナーレから数キロ先には、ロバや馬と触れ合いながら数時間、あるいは丸1日でも過ごせる広大なオリーブ畑に囲まれた自然公園があります。あらゆる年齢の子どもたちとその家族向けにロバの散歩体験が用意されていて、地中海性低木林の香りが漂う中をゆっくりと歩きながら静寂の中に身を置くという、最高に贅沢なひとときを過ごすことができます。この公園では、ロバのブラッシングやこの穏やかな動物をもっと深く知るためのプログラムなど、ロバや馬と触れ合える様々な楽しいアクティビティが用意されています。

特派員

  • パトリツィア・ マルゲリータ
  • 職業翻訳、通訳、教師

生まれはイタリアですが、5ヶ国語が話せる「多文化人」です。米国、ブラジル、オーストラリア、フランス、イギリスで暮らし、仕事をした経験があります。イタリアと米国の国籍を持っていますが、私自身は世界市民だと思っています。教師や翻訳の仕事をしていない時は、イタリア料理を作ったり、ハイキングをしたり、世界各地を旅行したり…これまで80カ国を旅しましたが、その数は今も増え続けています!

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