• 2024.10.30
  • オースティンのリアルな生活事情
これまで、オースティンの見どころやアクティビティ、グルメについてご紹介してきましたが、今回はオースティンでの実際の暮らしはどんなものかについて書いてみたいと思います。
ご存じの通り、人生とは毎日の暮らしの中で起きるささいなことや日常の積み重ね。というわけで、オースティンをオースティンたらしめているあれこれ、ユニークな点やちょっと変わった点をまとめてみました。
アメリカの他の大都市と大きな違いはないかもしれませんが、オースティンは私がこの国で初めて暮らした場所なのでご容赦ください。それに、よく言われるようにテキサスはまさにアメリカそのものですからね。
それでは、オースティンのリアルな生活事情を見ていきましょう。

・ 公園にはたくさんのインコが飛び回っています。誰かの家から逃げ出してきたのかもしれません。
・ ダウンタウンにはクリニックや病院が多数あるので、しょっちゅう救急車のサイレンの音が聞こえてきます。
・ 竜巻はまさに生活を脅かす存在です。オースティンに引っ越したら、最新の竜巻情報や警報をスマートフォンに通知してくれる竜巻アラートアプリをインストールすることをお勧めします。
・ 「ミニ・モール」と呼ばれる屋外ショッピングモールがあり、食事やネイル、買い物を楽しめます。
・ 駐車違反の切符を切られるのは日常茶飯事。一部のエリアは居住者専用となっているため駐車スペースが限られています。たとえ短時間でも、駐車許可証を取る必要があります。
・ 誰も彼もがIT業界で働いているか、職を得ようとしています。そのため、オースティンにはアメリカ国内外からの移住者が多いのです。
・ 小雨や霧雨が降ると、住民たちはまるで土砂降りかのように反応し、命がけで避難します。
・ ヘリコプターが絶えず上空を飛んでいます。これは、違法行為や交通違反を取り締まる警察のパトロールです。
・ 信号を無視して道路を横断するのは非常に危険ですし、高額な罰金が科せられることもあるので避けましょう。
・ 時に、カーチェイスを目撃することがあります。私も実際に遭遇したことがあります。
・ ホームレスの人たちを見かけることもありますが、他の都市ほど多くありません。
・ 山火事シーズンがあり、アラートが出されている時に郊外で火を使うと、高額な罰金が科せられます。
・ オースティンの住人たちは、ミーティングや社交の場で政治の話を一切しません。政治の話題はタブーとされています。
・ ここでは最高のメキシコ料理を味わうことができます。もしかすると、メキシコで食べるより美味しいかもしれません。
・ 交通渋滞に文句を言っても意味がありません。どうしようもないので、好きなポッドキャストや音楽を聴いたり、リスニングアプリで語学を勉強したりして、時間をつぶしてやり過ごしましょう。
・ 道路の停車サインは遵守しましょう。停車したら3秒待ってから発進する「3秒ルール」も守ってくださいね。
・ 車を左折する際には、暗黙の「3台ルール」があります。対向車線を走る車の量が多い交差点では、信号が赤になった時にしか左折できない場合があります。そういう場所では、3台までなら赤信号でも左折できるという暗黙のルールです。そうしないと、永遠に曲がれませんからね。
・ ちょっぴり風変りな人たちもいます。たくさんの人が何らかのスピリチュアルな活動に熱を上げていますが、真の意味で「スピリチュアル」な人はそれほど多くはありません。
・ 高速道路の合流地点では加速が基本。停止したり他の車に道を譲ったりするのはご法度です。
・ 友だちとお茶をするにも40~45分運転しなければならないこともあります。大きな市なので、おのずと移動範囲が広くなるのです。
・ 鉄塔からブーンと言う音がします。他の場所では聞いたことがないので、アメリカ特有の現象なのかもしれません。
・ 住民たちは、高速道路を愛称のように番号で呼んでいます。高速道路を使わないとどこにも行けないので、身近な存在なのです。

総じて言うと、オースティンでの暮らしは非常に快適です。公園が豊富で都市開発も進んでおり、気温は高すぎるものの、雨が降るよりは晴れの日の方が気持ちよく過ごせます。そして何より、雇用機会に恵まれていることが大きな魅力です。

特派員

  • パトリック・ サッコ
  • 年齢酉年(とり)
  • 性別
  • 職業エリオット・コンサルティング社エンジニア

こんにちは! 私はパトリックと言います。イタリアからスコットランドへ移住し、2022年4月にアメリカのテキサス州オースティンに引っ越してきました。
仕事は土木技師、趣味は詩を書くことです。時間のあるときはドライブをして新しい場所を発見するのが好きです。
アウトドアが大好きで、キャンプやハイキングにもよく行きます。
この新たな土地でたくさんの友達をつくって、みなさんにもこの街のことを知ってもらえればと思います。

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