サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 特別テーマサロン「コンピューターグラフィックで世界を変える!」 ~伝統工芸と最先端コンピューターを融合!?~
開催日: 2014年5月19日
ナレッジサロン開設1周年記念「特別トークサロン」最終回の第4回目は世界的CGアーティストとして有名な河口洋一郎氏。先生の作品を観ながらコンピューターグラフィックスの魅力、アートが生み出す未来について、そして現在、取り組まれている、伝統工芸と最先端コンピューターで融合させ、地域活性化についてなど、語っていただきました。
また、あのピクサー社長、人間国宝 能楽師野村万作氏をはじめ、perfumeまで、多様で幅広い交友関係の秘話も…進化しつづけるアーティストのトークをお楽しみいただけたことと思います。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
河口 洋一郎氏(東京大学大学院情報学環 教授 CGアーティスト)
1970年代のコンピューター・グラフィックス(CG)黎明期から研究・制作に着手し、CGの世界最大の国際大会であるSIGGRAPHの1982年大会における、自己増殖する造形理論「グロースモデル」の発表は、世界中からの参加者に会場で絶賛を博した。
2010年には、SIGGRAPHにおいてCG界に長年にわたり大きく貢献し、現在も活躍を続ける研究者・技術者・芸術家に与えられる、ACM SIGGRAPH Award : Distinguished Artist Award for Lifetime Achievement in Digital Artを受賞。
2013年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。同年、栄えある紫綬褒章を受章。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに参加した感想は?
- こうした集まりはとても重要だと思います。今日は8K超高精細映像やロボティクスを取り上げました。私はこれらを通じて、子供、高齢者、自然、動物、植物を参考に研究を行い、新たな産業を起こすという「楽園の街づくり」を伝えたかったのです。これは今後、ナレッジキャピタルが背負って立つ「街づくり」にも繋がることだと思っています。
- 今後サロンに期待することは?
- 異分野の人が集まることによって、新しい物事や新しい才能は生まれます。ナレッジサロンは、この予期せぬ出会いを生む重要なキーとなる場所になると思います。その為には、同じ人たちが居ても意味が無く、なるべく違う人たちが集まることで突然変異を起こすことが、とても重要ではないでしょうか。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。