サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
近松門左衛門の浄瑠璃と船場の暮らし

開催日: 2014年10月23日

私が育った船場の商家は、旧南区順慶町にありました。
ここは新町の廓にかかる橋への通り道で、近松門左衛門の「女殺油地獄」の文章にも出てきます。
近松の登場人物が辿る道筋は、実に正確に町の距離感をとらえており、そのセリフには、大阪商人のものの考え方が投影されています。
近松作品を垣間見つつ、祖父母の時代から船場の家に伝わる風習や教えをご紹介します。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

鳥井 千栄子 氏

歌舞伎愛好家。大阪・船場の商家に生まれる。
大阪大学、同大学院・演劇学修士課程修了。
雑誌『とっておき京都』『EFIL(エフィル)』(扶桑社)に歌舞伎エッセイを連載。
現在、日本文化についての講演や、文楽の観客動員数アップのため作品解説のボランティア活動をしている。

ナレッジドナーインタビュー

  • 木曜サロンに参加した感想は?
  • 当日、どのような方がいらっしゃるのかが分からず、話題が絞りにくかったため、話が上手く伝わるかと不安に感じていました。ところが実際に話をしてみると、皆さんが思いのほか熱心に聞いてくださったので、むしろ話している私の方がパワーをもらえました。
  • 今後サロンに期待することは?
  • ナレッジサロンには、本当に様々なバックグラウンドを持つ方々が集まるんだなと感じました。この場所で様々な方が出会うことによって化学反応が起き、これまでにはなかったものがたくさん生まれて来ることが楽しみです。そして、知的創造拠点に相応しい、新しい文化をここから発信していくことができたら素晴らしいと思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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