サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- それ、発達障害かもしれません。 ~発達障害者が活躍する世界に~
開催日: 2016年3月31日
○活動の主旨、目的○
周りに以下のような特性(発達障害に類する特性)をお持ちの方はいませんか?
●子ども
・順番が守れない。
・自分本位の会話をしてしまう。
・「何をしてもよいよ」と言われても何をしたらよいかわからず何もできない。
・昆虫や鉄道等、ある特定のものにとても詳しい。
・忘れ物が多い、提出物を親に出さない、ものを学校に置いてきてしまう。
・言葉をそのまま受け取り冗談が通じない。
・人の気持ちを読んで、場面や状況に応じた対応ができない。
・自分の気持ちをうまく表現できない。
●大人
・机の周りが片づけられない
・自分本位の会話をしてしまう、会話があちこちに飛ぶ。
・冗談やユーモアが通じず、たとえ話を本気で受け取る。
・悪気なく、まわりが困惑したり、傷つくようなことを平気で言ってしまう。
・決まりごとやルールを柔軟に考えることが難しく、融通がきかない。
・書類の管理が苦手で期限も守れず先延ばしになる。
・自分のやるべきことをすぐ忘れてしまう。
・お金の使い方に計画性がない、しばしば衝動買いをしてしまう。
【発達障害者が活躍できると言われている職業】
弁護士、警察官、消防士、作家、ジャーナリスト、カメラマン、イラストレーター、漫画家、建築家、コンピュータプログラマー、研究者、税理士、会計士、翻訳家、自動車整備士
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
宮崎 圭祐 氏
株式会社クリップオン・リレーションズ 取締役
臨床心理士・精神保健福祉士
近畿大学非常勤講師(障害者福祉、精神保健)
大阪市立大学大学院 生活科学研究科 生活科学専攻 臨床心理学コース修了。
大学附属病院小児科、医療福祉総合施設において臨床心理士として障害児とその保護者支援や発達検査などを行う。その後現職に就き、主に発達障害児の学習支援・社会性発達支援(あすはな先生事業)に従事。
子どもの発達やこころの様相、学力不振と自己効力感や自尊心との関連性等に目を向け、グレーゾーンの子ども達も含めて、発達障害圏の1,000名以上の子ども達と密接に関わってきた。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに参加した感想は?
- 時間は短めでしたが、幅広い職種の方に話す良い機会をいただけたと思います。特に、後半のディスカッションでは、発達障害の方が活躍できる場についていろいろな職種の方が考える際の視点を感じることができ、自分も勉強になりました。こうして理解を促し、働く環境を変えるきっかけになることで、この場自体が支援にもなったと思います。
- 今後サロンに期待することは?
- 人のつながりから生まれるものがあると思っています。自分の領域で言うなら、発達障害の子どもたちがどのような形で社会と繋がっていけるのか、そのための受け皿、体制があるのかということを考える橋渡しになれるように、様々な職種の方と交流していきたい。継続的に関わっていきたいと思っています。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。