サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- フランスとビジネスパートナーシップを結ぶということ
開催日: 2016年6月9日
○活動の主旨、目的○
日仏イノベーションイヤーの取り組みの一環として、在日フランス商工会議所の関西デスクであるバンジャマン・コスタ氏と、商工会議所のメンバーであり、(株)アルドネット代表のローラン・サファ氏に、フランス企業とのコラボレーションや、フランスへの足掛かりなど、 実例を挙げながら、よりよいビジネスパートナーシップの結び方をお話していただきました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
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在日フランス商工会議所関西デスク駐在員
Benjamin Costa (バンジャマン・コスタ) 氏 -
在日フランス商工会議所 関西デスク
1982年、フランス、パリ生まれ。フランスの高等教育機関、グランゼコールの一つであるカシャン高等師範学校(仏:Ecole Normale Superieure de Cachan)にて土木工学を学ぶ。技術革新、新しい発想への大きな関心と同様に、アウトドア&アクションスポーツに対する情熱は、後にフランスのアウトドアスポーツ業界で働くことを導いた。
2004年から2015年にわたり、フランスでこの業界をリードするHawaii Surf (Paris) 、Flysurf.com (Aix en Provence近郊)の2社で運営の指揮を執る。理系のバックグラウンドと高い分析力で、インターネットやeコマースに重点を置き、これら2社の企業活動を急速に発展させ、ヨーロッパ全体で業界トップクラスに押し上げた。
2015年、大阪出身の日本人の妻と4歳の娘と共に、日本での新たな生活をスタートさせる。
在日フランス商工会議所の関西デスクにて、日仏企業のビジネス発展の架け橋となるべく、自らの経験と能力を活かし奔走する。フランス、日本の政府機関及び地方、地域の関連団体と緊密な連携を取りながら、日仏経済交流の強化を図るため、積極的な活動を推し進めている。 -
アルドネット株式会社代表取締
Laurent Safa (ローラン・サファ) 氏 -
1990年、フランス、リールのグランゼコールの大学院を卒業し、電気設備産業のための情報工学の道に入る。フランスとイギリスで、防衛(THOMSON-CSF)と冶金技術に関する情報システム開発に参加。その後、1997年に来日。 大阪にある松下電工本社の先行技術研究所に入り、ビルオートメーションシステム部門で12年間勤務する。
2009年、開発部部長として、電子商取引のレコメンドサービスを提供するシルバー・エッグ・テクノロジーに入社。
2012年に独立し、アルドネット株式会社を創設する。 アルドネットはクラウドとIoT技術をサービス型にパッケージングして提供している。また、大阪府立大学や関西学院大学などでの客員講師も務め、工学研究をはじめ次世代イノベーションビジネスの教鞭をとる。サファ氏は企業家に進化したエンジニアである。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに参加した感想は?
- プレゼンラウンジのお部屋も素晴らしかったですし、気持ちよく講演することができました。講演のタイミングも良かったですね。関西に焦点を当ててフランス商工会議所の活動全体のプレゼンを作りましたが、ここで皆さんと共有できて満足しています。
- 今後サロンに期待することは?
- サロンは今でも十分素晴らしい場所ですが、今後はもっと頻繁にイベントを開催したらいいのではないでしょうか。多人数ではなく、少人数のグループで問題を話し合って解決法を探す、インタラクティブなワークショップをしたら面白いでしょうね。プレゼンだけで終わるのではなく、次の段階として翌週にまた集まって再考する機会を作る。プロジェクトルームやホワイトボードがあるのだから、ポストイットを貼ったり何か書いたりして、ブレーンストーミングの会合を重ねていく。その後、複数のグループに分かれて更に問題点を絞っていき意見を交換し合うような、逆ピラミッド型のインタラクティブなワークショップをしてみてはいかがでしょうか。サロンはただプレゼンをする場ではなく、毎日でも問題に取り組める行動の場でもあるのですから。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。