サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 第4回ナレッジイノベーションアワード受賞者シリーズ第1弾
「人工無脳ロボット雪丸(聖徳太子の愛犬)と生徒だけで運用できる小学校図書館システム」
開催日: 2017年4月6日
○活動の主旨、目的○
奈良県王寺町のゆるキャラ「雪丸」をコミュニケーションが出来る人工無脳ロボット雪丸として開発。生徒だけで貸出、返却、蔵書検索等の図書館運用ができるソフトウェアとともに雪丸ロボットを図書館の受付に置き、通いたくなる図書室づくりを実現してきた北浦氏。
文部科学省H27年度「子どもの読書活動優秀実践校」となった京都聖母学院小学校でも活躍中の雪丸ロボットは4月からは顔認証システムも導入し、産・官・学のコラボレーションで読書率向上を目指していく。
本プロジェクトは「第4回ナレッジイノベーションアワード」のナレッジキャピタル部門で準グランプリを受賞!ナレッジサロンにいれば何かが生まれると言う北浦氏にナレッジサロンでの出会いを通して始まった雪丸プロジェクトのお話から現在進行中のコラボレーションプロジェクトまで詳しくお話しいただきました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
北浦 武士 氏 / 株式会社ミッドウェーソフトウェアデザインズ 代表取締役
神奈川県横浜市出身。ソフトウェア、WEBアプリケーション開発を行なう同社を設立。
機械設備工事、ダクト工事向け積算システムを開発。当時流行していたパソコン通信NiftyやPC月刊誌、ヨドバシカメラ等量販店等で展開。受託開発として小学校図書システム、Yahoo不動産、Homes等ポータルサイト物件連動システム、POS・予約システム等を開発。
インターネット普及に伴いW E B上のアプリケーションへ展開、テレビ和歌山「夢舞台コンサート2013・2014」のチケットシステムを含めたサイト制作などへ拡大、アプリケーションを含めたWEBサーバー運用管理事業を手がける。一方でストーリーマジック劇団「ソレイユ」の舞台音楽や番組テーマ(KissFM)等の作曲、あんどうゆみ(キングレコード)への楽曲提供等を行なう。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに登壇した感想は?
- 話は前後左右しましたが、現場で起こっていることや教育現場の話など、言いたいことは余さず伝えられたと思います。目立つのは有難いのですが、「雪丸」はあくまで教育現場での一つのツールです。図書館に「雪丸」を導入後、結果として貸出冊数が増えました。本日は、普段なかなか紹介することができない、ロボットを導入するまでの学校での取り組みについてお話しできて良かったです。
- 今後サロンに期待することは?
- 表に現れていなくても、他のサロン会員の方々にも「雪丸」のようなプロジェクトは、きっと起こっていると思います。僕は、コミュニケーターやスタッフの方から色々な情報をいただいたので、ナレッジイノベーションアワードにエントリーしようと思いました。また、様々な方とも繋いでいただきました。サロン会員の方々には、コミュニケーターや交流会、イベントなど、サロンの機能をもっと活用していただきたいと思っています。そしてナレッジサロンには、開業からの4年間で「何かが生まれた」ことをもっと発信してほしいですね。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。