サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- ソプラノ歌手・文楽女将の2足のわらじから見えた世界
開催日: 2017年4月27日
○活動の主旨、目的○
増田氏は「クラシカル・クロスオーバー・ソプラノ歌手」として国内外で活躍され、ジャズやポップスなどの他ジャンルとのコラボレーションを展開してこられました。
増田氏がオペラと歌舞伎・文楽の比較から感じた日本文化の奥深さと、これまでの波乱万丈の人生についてお話し頂きました。どのように道を選び、学び、チャンスを引き寄せてこられたのか。紆余曲折の中に参加者の皆さんそれぞれへのヒントが満載だったのではないでしょうか。また、生歌もご披露いただきました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
増田 いずみ 氏 / ソプラノ歌手
宮崎県日南市出身。国立(くにたち)音楽大学大学院オペラ科卒業。
二期会会員としてオペラの舞台を重ねる。3年間文化庁芸術家派遣員としてニューヨークへ留学。佐渡裕指揮、宮本亜門演出のバーンスタインの「キャンディード」出演のため帰国。
クラシック歌手が多彩なジャンルを歌うスタイルを「ポップ オペラ」と名付け、ビクターより3枚のアルバムをリリース。クラシカル・クロスオーバー・ソプラノ歌手の先駆けとしてテレビ等でも注目を集めた。スクウェア・エニックスのプロデューサーから「妖精の声」と称され、「ファイナルファンタジーXI プロマシアの呪縛」のエンディング曲を担当。
またアカデミー賞作曲家エンニオ・モリコーネが増田の為に書き下ろした楽曲「ロマンス」は、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」のテーマ曲になった。
人形浄瑠璃文楽座、豊竹咲甫大夫氏との結婚を機に大阪へ移住。出産、育児も一段落し、今年から歌手活動を再開。阿久悠氏未発表作品を含めたアルバム「夢」を発売する。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに登壇した感想は?
- 皆さま、とても興味深く聞いてくださいました。「大阪の方は“賑やか”」というイメージを持っていましたが、実際にはじっくりと考えながら聞いてくださって、とても嬉しかったです。
- 今後サロンに期待することは?
- ナレッジサロンではさまざまなジャンルの方々が交流されていると思いますが、古典芸能がジャンルの壁を越えて交流するのは難しいです。今後ナレッジサロンには「どんなジャンルのものでも壁を越えて交流できる特別な場所」になっていただきたいですね。東西の文化をここで融合してほしいと思います。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。