サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 本からはじまるデジタル展示『Flip and Touch the 北斎漫画』の開発
開催日: 2017年6月1日
○活動の主旨、目的○
「Flip and Touch the 北斎漫画」は、葛飾北斎が江戸の森羅万象を描いた「北斎漫画」をモチーフに、「誰にでも操作しやすく」「体感的にコンテンツの魅力を伝える」をコンセプトとし、紙の本自体をユーザーインタフェースとした体験型鑑賞支援システムです。
今回の木曜サロンでは、「Flip and Touch the 北斎漫画」の開発経緯やナレッジキャピタルでの取り組みについてお話し頂きました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
森澤 和明 氏 / 凸版印刷株式会社 西日本事業本部 関西情報コミュニケーション事業部 BI販売促進部 課長
【プロフィール】
1980年入社。1996年よりマルチメディア本部に所属。
1998年BBCC[次世代通信網実験協議会]に参画し異業種交流を図る。
2002年より3年間、大阪大学大学院情報科学研究科マルチメディア工学非常勤講師。
2014年より高品質4K映像コンテンツ「Meet Japan!」プロデューサー。
吉野 弘一 氏 / 凸版印刷株式会社 総合研究所 基盤技術研究所
【プロフィール】
千葉県出身。慶應義塾大学政策・メディア研究科修了後、2003年凸版印刷入社。
GALA、総合研究所に所属し文化財展示用デジタルコンテンツ制作・開発、主に高精細リアルタイムCG表現技術を活用したVRコンテンツ開発に従事、博物館や企業展示施設におけるVRコンテンツ展示にテクニカルディレクターとして多数参加。2012年より社内にヒューマンコンピュータインタラクション研究グループを立上げ、実空間と情報空間をシームレスに結ぶためのインターフェースのデザイン・技術基盤作りに従事。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに登壇した感想は?
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森澤氏:
木曜サロンには何度か参加させていただいています。講演後の交流会では皆さんとお話することで、様々な意見や、時には新しいアイディアが生まれたりしますので、非常に良い取り組みだと感じています。是非これからも続けてほしいと思います。
吉野氏:
異分野の方々がひとつのテーマに対して興味を持って集まるということは、大変貴重だと思いました。来場者の皆さんに少し緊張感があったように感じましたので、例えば途中でアイスブレイクを入れるなど、場を和ませるようなものがあっても良かったかなと思います。 - 今後サロンに期待することは?
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森澤氏:
サロンをもっと盛り上げていって欲しいですね。例えば、弊社も出展している2階のザ・ラボの来場者をもっと増やし、多くの方々にナレッジキャピタル全体の取り組みを理解してもらうことができれば、ゆくゆくはサロンの充実に繋がるのではないでしょうか。サロンも含めたナレッジキャピタル全体が発展していくことを期待しています。
吉野氏:
私達のような現場レベルの開発者やエンジニアが、普段の業務で発生する「悩み」を相談し合える場になれば良いのではと考えています。お互いの悩みを相談し、共有することで、解決へのヒントが得られることもありますので、そういった場づくりにも取り組んでいただければと思います。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。