サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
「聴竹居」藤井厚二の木造モダニズム建築-人と地域を未来へつなぐ-

開催日: 2017年11月30日

○活動の主旨、目的○
今年の夏、国の重要文化財に指定された「聴竹居」ですが、2018年は「聴竹居」竣工90年、設計者である藤井厚二生誕130年の節目を迎えます。「聴竹居」を保有する竹中工務店は、これまで地元・大山崎町と一体となって保存公開をされてきました。そうした活動を通じて蓄積した歴史的建築物を使い続けるノウハウとともに、建築文化発信への取り組みについてお話しいただきました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

松隈 章 氏 / 一般社団法人聴竹居倶楽部代表理事

【プロフィール】
株式会社竹中工務店設計本部設計企画部副部長。公益財団法人ギャラリーA4企画マネージャー兼務。一般社団法人聴竹居倶楽部代表理事。八木邸倶楽部代表。後山山荘倶楽部共同代表。一般社団法人住宅遺産トラスト監事。1980年竹中工務店入社。大阪本店設計部、本社企画室などを経て2010年より本社設計本部所属。設計業務の傍ら近代建築の保存活用や数多くの建築展に携わる。特に藤井厚二「聴竹居」ではボランティア組織 聴竹居倶楽部を立ち上げ、2013年には天皇皇后両陛下の行幸啓に際し案内役を務めた。

【著書・共著】
『聴竹居 藤井厚二の木造モダニズム建築』平凡社コロナブックス
『環境と共生する住宅 聴竹居実測図集』彰国社(共著)
『16人の建築家‐竹中工務店設計部の源流』井上書院(共著)

ナレッジドナーインタビュー

  • 木曜サロンに登壇した感想は?
  • 本日の参加者の中に建築関係の方はほとんどいらっしゃらなかったと思います。僕は、建築に携っている方よりもむしろ一般の方に思いを伝えて行きたいと考えていますので、職種を超えて多様な方々が集まる木曜サロンでお話しする機会をいただけてとても良かったです。
  • 今後サロンに期待することは?
  • 歴史ある建築物を残して行こうという取り組みは、資金の確保をどうするかという問題が根本にありますので、建築の専門家だけではどうすることもできません。そのため、様々な職種の方々から、建築物の保存方法や活用方法、PR方法などについて知恵(ナレッジ)をお借りする必要があります。ナレッジサロンには多種多様な「知恵」が集まる場所となっていただき、そこから何か結果が出せればと思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

開催済みのプログラム

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