サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- クールジャパン!? 文楽に恋をして
開催日: 2017年12月21日
○活動の主旨、目的○
来年2月にナレッジシアターで開催される「うめだ文楽」をご存知でしょうか?
ナレッジキャピタルと大阪の放送局3局が主催する文楽公演 「うめだ文楽」は伝統芸能と今を生きる皆様を繋げるイベントです。 人形浄瑠璃・文楽の世界はほとんどの人形遣いが頭巾をかぶって 出演することが多く、謎のヴェールに包まれています。
今回ご登壇頂くのは「うめだ文楽」に3回目のご出演となる吉田簑紫郎氏。
13歳で文楽の世界に魅せられ、人形遣いに弟子入りされて以後、伝統芸能の世界で迷いながらも、情熱をもって、遊び心を忘れずにひたむきに芸道に精進されている若干42歳の人形遣いです。
文楽の実演をご披露頂きながら「文楽とは?」という基本のお話と、文楽を取り巻く世界について、ともに切磋琢磨されている20代の若手技芸員の皆様と一緒に、普段聞くことのできない生の話を語って頂きました。
また海外公演も多い簑紫郎氏に、先日訪問されたばかりのパリ公演のお話やご自身のライフワークとなりつつあるアジア諸国でのご公演の様子、日本の伝統芸能の受け止められ方などスライドを上映しながら語って頂きました。
日本の伝統芸能が世界各国でどのように受け止められているのか。視点を変えてみるだけでみなさんも文楽に恋をするかも!?
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
吉田 簑紫郎 氏 / 人形浄瑠璃・文楽の人形遣い
【プロフィール】
昭和50年大阪府生まれの人形浄瑠璃・文楽の人形遣い。 昭和63年7月、三代吉田簑助に入門。平成3年4月、吉田簑紫郎と名のり国立文楽劇場で初舞台。
国立文楽劇場や国立劇場での定期公演の他、海外公演などにも積極的に参加。ミュージシャンとのコラボレーションなど活躍の幅を広げている。
平成28年度「咲くやこの花賞」など受賞多数。
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに登壇した感想は?
- 今日はじめて文楽についての話を聞かれた方が多かったのではないかと思います。文楽に馴染みのない方々に、どうすれば興味を持っていただけるかを考えてお話ししたつもりですが、終わってみると「もっとこういう事を伝えられたら良かったな」ということがたくさん出てきました。今日の話をきっかけに、皆さまが文楽に少しでも興味を持ってくださると嬉しいです。
- 今後サロンに期待することは?
- 海外で公演をする場合等に、大きなメディアで取り上げていただくことで、文楽を広く知っていただける機会がありますが、僕が知っている限りでは、他にそのような機会はほとんどありませんでした。しかし、ナレッジキャピタルとの繋がりを得たことで、様々なコラボレーションが実現しました。これ以上期待することはないくらい有り難いと思っています。この繋がりを継続させていただき、サロン会員の方々にもっと文楽を知っていただければと願っています。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。