サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 知財マインド向上! -事業を元気にする特許・商標戦略-
開催日: 2018年7月19日
○活動の主旨、目的○
古谷氏は「特許がとれるかどうかは、生の技術そのものだけで決まるのではなくて、それをどのように評価するかにかかっているという側面もあります。
素敵な評価の視点が見つかったり、新しいアイデアが生まれたりすると、発明者さんや知財部員の方の顔が明るくなります。」と語ります。
講演前半は様々な分野での特許活用の全体像とともに以前に比べ、ビジネスのアイデアや発想が特許化できるようになってきた背景と特許取得後の効果が分かる事例を交えてお話頂きました。
講演後半は同特許事務所の松下氏にご登場頂き、似た名称の商品・サービスが他社から提供されないようにする商標の働きについて、事例を交えてお話し頂きました。
松下氏は「現代社会では、よいネーミングは、自社商品・サービスのブランド構築に役立ちます。ただ、よいネーミングでも、似た名称の商品・サービスが、他社から提供されてしまうと、その効果も半減します。」と語ります。前後半合わせて特許・商標活用のヒントが満載でした!
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
古谷 栄男 氏 / 古谷国際特許事務所 所長
【プロフィール】
1955年大阪市生まれ。釧路高専電子工学科、関西大学大学院法務研究科卒。
電気メーカにて高周波回路の設計、機械メーカにてフォークリフト部品の設計に従事した後、1985年弁理士登録。1988年5月 古谷国際特許事務所を開設。ソフトウエア、IT分野の知的財産が専門。
【著書】
『知って得するソフトウエア特許・著作権(第6版)』≪アスキー≫
『理工系のための実践特許法(第3版)』≪共立出版≫
『特許・実用新案の法律相談(第3版)』≪青林書院≫
『インターネットの法律問題』≪新日本法規≫ 他
ナレッジドナーインタビュー
- 木曜サロンに登壇した感想は?
- 木曜サロンには何度か参加したことがありましので、違和感なくお話しできました。ご参加いただいた皆さまにとって有益で楽しめる内容であるだけでなく、登壇者自身も楽しめる場であることが大事だと思います。今日は、楽しくお話しさせていただき、ありがとうございます。
- 今後サロンに期待することは?
- さまざまな業種・職種の方が集まる場所においても、お互いが刺激を与え合う状況は、何らかの手を加えなければ起こりえないと考えます。ナレッジサロンでは、木曜サロンのようなイベント開催やOMOSIROI-場の提供など、刺激し合える「場作り」にかなり力を入れていらっしゃると思います。また、人と人のマッチングには、その人たち個々のセンスを見抜く力が必要ですし、それができているのは凄いことだと思います。今のナレッジサロンの形は理想的ではないでしょうか。今後もぜひ続けていっていただきたいです。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。