サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
ロック界初のノーベル賞受賞者、ボブ・ディランとは何者か?

開催日: 2018年9月27日

○活動の主旨、目的○
1962年のデビュー以来、今もロック界の最前線を走り続けている米ロッカー、ボブ・ディラン(77)。
2016年には歌手でありながら、文学性の高い歌詞が評価され、ノーベル文学賞を受賞。今年7月には大型野外ロックフェスティバル、フジロックにも初登場し、日本のファンを喜ばせました。
その一方、メディア嫌いで知られ、その行動や発言、楽曲に込められた真の意図などは謎に満ちています。
今回のサロンでは、彼の歩みをその名曲群を聴きながら振り返るとともに、謎のベールに包まれた「正体」に迫りました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

岡田 敏一 氏 / 産経新聞 大阪本社 編集局 文化部 編集委員

【プロフィール】
1988年、産経新聞社に入社。
大阪社会部、東京・大阪の経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京・大阪の両文化部などを経て、2016年5月から大阪文化部編集委員。
経済部時代は主に金融(旧財務省など)、ロス時代はハリウッドの映画会社と米の大手レコード会社を取材。以降、文化部でも映画や音楽業界を長く担当。
ロック音楽とハリウッド映画の専門家で、1996年から音楽専門誌「レコード・コレクターズ」の常連執筆者。その他、多くの音楽雑誌にも寄稿。京都市在住。52歳。

ナレッジドナーインタビュー

  • 講演のタイトルを「ボブ・ディランとは何者か?」にされた理由は何ですか?
  • 今回の講演で一番伝えたかったのが、「“本当の”ボブ・ディラン」だからです。実際の彼は、世間一般に知られている孤高なイメージとは違い、家族想いの親しみやすい人物だということを伝えたかったのです。ボブ・ディランに圧倒的な文才があるのは事実ですが、彼はその文才によって確立された自分自身のキャラクターを演じています。彼に対するほとんどの批評は、その演じているディランについて述べられたもので、過度に神格化したものが多く、本質をついていないと思います。
  • ミュージシャンであるボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞することを予想していたとおっしゃっていましたが、なぜでしょうか?
  • そもそも本というものは、古代ギリシャ時代には演奏に合わせて朗読するものでした。ミュージシャンがノーベル文学賞を受賞するということに反対する人もいましたが、ボブ・ディランが社会に与えた影響や彼が紡ぐ言葉の美しさは文学賞に値するという意見も多く、私もそのように思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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