左手のピアニスト -苦難の歴史を開かれた未来に- 木曜サロンレポート|サロンイベントレポート|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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テーマ:
左手のピアニスト -苦難の歴史を開かれた未来に-

開催日: 2018年10月18日

○活動の主旨、目的○
第二次世界大戦中のウィーンで右手を失い、収容所に収監されても尚、音楽への情熱を失わず、後に「左手の音楽の父」と呼ばれたパウル・ヴィトゲンシュタイン。
その偉業をさらに後世につないだピアニスト達の苦難の歴史を紐解き、左手の音楽の価値についてお話を伺いました。
ご自身も後天的な障害があり、左手の音楽によって再びピアノと向き合えたご経験がある智内氏が、現在進めておられる左手のピアノ国際コンクールをはじめ、さまざまな取り組みについて解説頂きました。
当日はサロン内のピアノでの演奏も交え、そこに確かに存在する、障害が切り拓いた新たな芸術を体感頂きました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

智内 威雄 氏 / 一般社団法人ワンハンドミュージック代表理事、左手のピアニスト

【プロフィール】
1976年埼玉県蕨市生まれ。東京音楽大学、ハノーファー音楽大学を卒業。
留学中に国際コンクールに入賞受賞するが右手に局所性ジストニアを発症する。
その後03年に左手のピアノ曲の復刻普及を目指し左手のピアニストとして再帰。
芸術振興事業と教育福祉事業を中心とする音楽活動は国内外でも高く評価され、関西テレビとNHKがドキュメンタリー番組を制作放送する。
2016年に神戸アートアワード大賞受賞、17年にJasrac音楽文化賞を受賞。

ナレッジドナーインタビュー

  • 左手での演奏中、右手はどのようにされているのですか?
  • 演奏していない右手が動くと気が散りますので、なるべく力を抜いています。ピアノ演奏は全てのスポーツと同じく、いかに身体を効率良く動かすかという事が重要になります。そこで重要になるのは、やはり脱力と間接の動かし方になります。左手のピアノ演奏は、片手だけで弾いている分負担もかかりやすく、この基本動作を徹底しておく必要があり、この力を抜くと言うことを常に意識しています。
  • 「壁ができたら乗り越えていく」とお話しされていましたが、障がいをポジティブな方向に変えていくにはどのようにすればよいでしょうか?
  • 何か新しい事を経験するときは、必ず何かしらの障壁が出現します。それはその人に障がいがあろうと無かろうと必ず訪れる事です。その障壁をどのように乗り越えるかを研究する事が大切であり、今まで見えなかった世界を知るために、その壁を乗り越えようと努力をしているのだと思います。そして最も大切になるのは、その壁が自分にとり、希望の壁なのかどうかを見定める事かもしれません。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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