サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
イノベーションのレシピ -デジタルトランスフォーメーション時代のクリエイティビティとは-

開催日: 2018年10月25日

○活動の主旨、目的○
デジタルトランスフォーメーションによって、私たちの仕事から生活まで大きく変化しつつあります。
ロボットやコンピュータによって仕事が奪われる中、私たちのクリエイティビティ(想像力と創造力)が重要になってきます。
木曜サロンでは、この社会変革の波を乗り越えるための魔法のレシピを国内外の事例とともに解説していただきました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

稲蔭 正彦 氏 / 慶應義塾大学メディアデザイン研究科 委員長兼教授

【プロフィール】
慶應義塾大学メディアデザイン研究科委員長兼教授。
シンガポールと横浜に拠点を有するKeio-NUS CUTE Centerの共同所長。 デジタルメディア、コンテンツ、サービスの分野で、プロデューサー、クリエイティブ・ディレクターと、戦略コンサルタントとしても活動。
ストーリーと遊び心のデザインを中心としたコンテンツ、サービス、モノのデザインを行っている。
また、次世代IoTを活用した生活空間の経験デザインやイノベーション創出のためのストーリーを中心とした組織構築などのプロジェクトを推進。
世界経済フォーラムExpert Networkメンバーなど、国内外の多数の委員会委員。
米国、シンガポール、スウェーデンの企業や研究所の経営また運営にも参画。

ナレッジドナーインタビュー

  • 今後誕生するインキュベーションオフィスやコワーキングスペースは、どのような施設になっていくと思われますか?
  • 日本の施設はどこも、とても完成度が高く、清潔で洗練されており、素晴らしいと思います。今回の講演でご紹介したフランスのボルドーにある施設「Darwin」は、お世辞にも綺麗とは言えない環境でした。ただ、整然としていない場所の方が新しい発想が生まれやすいというクリエイター達も多いので、今後は雑然とした施設が増えていくかもしれないと考えています。
  • 「大学教授」以外にもたくさんの肩書きをお持ちですが、複数の肩書きがあることについてどうお考えですか?
  • よく色々なことをやっているという印象を人に持たれますが、私自身は、ベースはどれも同じだと思っています。CGで絵を描いたり、映像を制作したりすることは、それぞれ対象の「モノ」は違っていても、すべては私の同じ信念のもとで行う制作活動なのです。現在所属している大学院も、創設時から携わっており、「今までにない大学院を生み出す」という私の信念が活かされていると考えています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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