グーグルも活用する“集合知”とは? -WEBサービス・機械学習・組織づくりへの応用- 木曜サロンレポート|サロンイベントレポート|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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テーマ:
グーグルも活用する“集合知”とは? -WEBサービス・機械学習・組織づくりへの応用-

開催日: 2018年11月1日

○活動の主旨、目的○
“集合知”とは個体の総計以上の知性が発現する現象です。
人間の場合、誤った判断に同調しかねない「愚かな群衆」のイメージが 強かったのですが、近年、Googleが「みんなの投票」による正確な検索結果を示して以来、「賢い群衆」のイメージが認識され始めました。
そんな集合知や社会心理学について有馬氏にお伺いした上で、マーケティング、WEBサービス、機械学習などへの集合知の応用事例や、これからの組織づくりに関してなど、皆様の関心に応じてお話しいただきました。
集合知の効果を簡単に体験できる実験も行いました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

有馬 淑子 氏 / 京都学園大学心理学科教授

【プロフィール】
1958年大阪生まれ。三国丘高校、大阪大学人間科学部卒。
同大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。
平成12年より現職。博士(大阪大学、人間科学)。
専門は社会心理学、特に集団と組織に関わる領域を研究している。

ナレッジドナーインタビュー

  • お話を伺って「集合知」は様々な分野に適用できるものだと感じましたが、集団によって自発的に解が定まるものは多くある中で、どこまでが「集合知」と言えるのでしょうか?
  • 集合知には結果を見て、知性が働いたかどうかを判断するという曖昧なところがあります。似たような集合現象でも、その結果が知性によると言えるかどうかは、状況によって異なります。例えば、エスカレーターの片側を空けるのは混乱を避けるための集合知と言うことができますが、車の渋滞は自然発生するため集合知とは言えない、ということです。また、どの範囲で見るか、どの時点から見るかによって答えが変わってくるため、知性の範囲を定義してからでないと、判断できません。結局、「知性とは何か」という問題になります。知性の定義は難しいですが、今の私の定義としては、「環境適応能力」、つまり環境が変化したときに即時に対応できる能力を知性と考えています。
  • ネットショッピングの評価をつけるレビューサイトなどでも、「集合知」を使えるのでしょうか?
  • 「信頼」や「評判」が関わってきますので、複雑になりますね。ゲーム理論で研究される分野です。例えば、商品レビューであれば、レビューワーにも評価が付き、さらにそのレビューワーが企業に雇われた人かどうかを判断する評価も必要になります。そうすると、どんどん入れ子細工のように複雑になっていってしまいます。信頼を担保するために集合知を出したとしても、それを評価するシステムはまだ研究中で、ネットワークの流動性などの要因と絡めて研究が行われています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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