サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
カキ養殖における日本とオーストラリアの連携 -第一次産業強化への貢献-

開催日: 2018年11月22日

○活動の主旨、目的○
これからが旬のカキ。
日本のカキ養殖業にオーストラリアの技術が貢献していると聞くと皆さんは驚かれるでしょうか。
オーストラリアのカキ養殖業は戦後、広島・宮城から渡ったマガキによって興りました。
そしてオーストラリアは生産者の高齢化・人件費の高騰などの課題に対し効率化・自動化を進め、活気ある産業に進化させました。
今度はその技術が日本のカキ養殖産業の課題解決に貢献し始めています。

2013年からオーストラリア総領事館の立場で日豪連携を企画・主導され、今は民間企業として取り組んでおられる吉本氏にお話を伺います。また更なる自動化・IoT化を目指す今後の展開についてもご紹介頂きました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

吉本 剛宏 氏 / 株式会社SEAPAジャパン 代表取締役

【プロフィール】
スポーツ用品メーカーで海外営業の経験を積んだ後、オーストラリア総領事館にて約20年間勤務。
主席商務官として日豪の貿易・投資の促進に従事した。
一次産業からライフサイエンスまで、幅広い分野において、二か国がビジネス協業できる領域を開拓し、個別企業の日本進出案件をサポート。
今年6月に、オーストラリア企業SEAPA(シーパ)の日本法人を設立、代表に就任。

ナレッジドナーインタビュー

  • バスケットを利用されている国内外の漁業関係の方々とコミュニケーションを取る上でのポイントは何でしょうか?
  • どこの国でも、新しいことに挑戦している牡蠣の生産者は、考えや想いを、清々しくストレートに表現してくれます。
    小手先の理屈は通用しないので、偽らない自分をぶつけていくことが大切だと感じます。彼らと関係を築くことは楽しく、一緒に漁船に乗って風を切るときには、大きな喜びを感じます。
  • テクノロジーやアジアのマーケティングに強いパートナーを募集中とのことですが、どのような信念を持った方とのコラボレーションをお考えですか?
  • 私がこの仕事をしている理由の一つに「産業を変えていきたい方を強くサポートしたい」という思いがあります。このような価値観に共鳴し、面白みを感じられる方と一緒にプロジェクトを進めていきたいと思っています。目的意識を共有し合うことで、新しいイノベーションは生まれるものだと考えています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

開催済みのプログラム

サロンイベントレポート一覧へ戻る

PAGE TOP