サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 格闘技界を席巻した『黒船』グレイシー柔術の道場ではどのような練習が行われているのか
開催日: 2018年12月20日
○活動の主旨、目的○
1900年代講道館の柔道家・前田光世が、柔道使節団の一員として世界を歴訪し、後に移り住んだ南米ブラジルの港町ベレンで、移民の息子カーロス・グレイシーに護身術として柔術を教えたことが起源とされるグレイシー柔術。
創始者エリオ・グレイシーの体格的特徴から身体能力に頼らずテコや角度タイミングなど「技術」に特化した技術体系が特徴で、その姿勢は現在まで貫かれている。
当日は柔道家、前田光世からグレイシー柔術誕生から総合格闘技の頂点とされるUFCまでの歴史について、また護身術と現代の日本社会における護身についてたっぷりご紹介頂きました。また国内外の格闘技界についてもお話頂きました!
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
前田 有久 氏 / くまスポ代表、グレイシー柔術アカデミー認定アシスタントインストラクター
【プロフィール】
パーソナルトレーナー&グレイシー柔術インストラクター&体育系専門学校非常勤講師。
2002年まで青年海外協力隊員としてアフリカ・ジンバブエ共和国で活動。
帰国後フィットネス業界へ。現在一般層からアスリートまで幅広く指導中。
2013年グレイシー柔術の練習を開始。2015年LAのグレイシー柔術アカデミー本部にて日本人二人目のグレイシー柔術アカデミー認定のインストラクターになる。
ナレッジドナーインタビュー
- グレイシー柔術に出会われた時、すぐに「これだ!」と思われたのですか?
- 元々、立技の格闘技を長くしていましたが、仕事の都合などもあり一旦辞めていました。その後、次に何かスポーツをするのであれば、長く続けられるものをやりたいと考えていた時、タイミング良くグレイシー柔術に出会い、これなら長く続けられそうだと思って軽い気持ちで始めました。
- 格闘技で培った筋力とパワーはグレイシー柔術に役立ちましたか?
- 実は、力があることは欠点でした。例えば、固いものはすぐに倒れて転がされてしまいますが、柔らかいものだと倒れることはありません。つまり、力があると逆に簡単に倒されてしまうのです。また、力を入れているとスタミナが尽きてすぐに疲れてしまいますので、力があることが有利にはならなかったですね。グレイシー柔術は「身体を使ったチェス」と言われている程、実は頭を使うスポーツなのです。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。